ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

AIと演技と恋とご飯と拷問と

AI(人工知能)は、ご飯を食べない。 いきなり、どうしたんですか。 AIに演技はできないわ。 恋をして、片思いで、ご飯ものどを通らない気持ちは、ご飯を食べないAIには理解できないもん。 胸が苦しくて、せつない気持ちだってAIにはわかりっこない。 AIに胸な…

Ζガンダムとアインシュタインの共通点

「機動戦士ガンダム」⇒「Ζガンダム」と、「アインシュタインの生涯 (ブレヒト遺稿)」は、とてもよく似ているんですね。 「アインシュタインの生涯」とは 天才物理学者アインシュタインの物語です。 ざっくり説明しますと、 アインシュタインは、ファシスト(…

変わってないね

目次 リンドバークたちの飛行【ブレヒト作】 変わらないとは変化し続けること 「今のままでいい」って意味じゃないんですか? つまり「時代が変わってる」ってことよ。 たとえば現在の主流はスマホだけど、90年代はポケベルだったでしょ。 同じように、「…

小さな恋のメロディとオンディーヌ

僕たち結婚します。 「小さな恋のメロディ」は、1971年に公開された、とっても可愛い恋愛【】映画です。 小学生のダニエル(マーク・レスター)とメロディ(トレーシー・ハイド)は、お互いのことがとっても大好き。 「ずっと一緒にいたいよね、だから結婚する」…

生徒全員、オール5だっていいじゃない!麹町中学の改革

宿題、定期テスト、クラス担任などを廃止した麹町中学校校長・工藤勇一さん。 9月28日のブログにも書かせていただきましたが、またまた参考になりそうなアイデアがありましたので紹介させていただきますね。 生徒全員【オール5】だっていいじゃない。 麹…

劇団出身の声優は演技がうまい。なぜか?

「ガリレイの生涯」ブレヒト作 地動説が正しいことに教会は気づいていた? 「それでも地球は回っている」で有名な、ガリレオの地動説が否定されたのは、当時の人々には理解できなかったから・・・ では、ありません 実は、ガリレオ裁判のローマ・カトリック…

キャラへの愛情

永井豪先生の自伝漫画ともいえる「激マン!」デビルマン編に、ハレンチ学園の連載を終了したいきさつが描かれてます。 「主人公の相棒イキドマリを第一部のハレンチ大戦争で殺したことが痛かった」 「二部で代わりの似たキャラを出したけど、のれなかったの…

自分にも他人にもやさしく

「自分にきびしく他人にやさしく」と、言いますが 自分にも、やさしいほうがいいよね。 大切なのは「やさしい」のと「なまける・甘やかす」は違うということ。 それさえわかっていれば成長できる、よくなることができる。 同じように、きびしくすれば、よく…

魔太郎くん

「怨霊降臨マシン・うらみはらさでおくべきか」 ・・・なにそれ? メフィストくんがくれたの。物語の矛盾を正して、悪人を成敗する機械なんだって。 矛盾? 怪談には、悪人に殺された人が怨霊となってうらみをはらすお話があるよね。 だけど本当に化けて出ら…

セチュアンの善人

どうやったら、善人に終わりを全うさせてやれるか。どうか、みなさん、ご自分で結末を探してみて下さい!きっといい結末があると思います、あるはずなんです、きっと!「セチュアンの善人」とは、善い人でいたいのに、いいことをしたいのに、なんで悪いこと…

リアルとまじめ

「リアルは真面目なだけじゃないんだよ」みたいな話をしました。 「リアルに演じよう」と思うと、小学校や中学校の授業中に、先生との受け答えをしているような、真面目でいい子な無難なせりふ回しというか演技になっちゃうことがあるけど そうじゃない。 リ…

シェイクスピア劇の演技論

シェイクスピアの戯曲には、ほとんどすべてに下敷きというか元ネタがあって、シェイクスピアの劇は100%彼の創作ではなかったんだって。 そうなんですか! シェイクスピアは、先人たちの書き残した物語や戯曲をふるいにかけて、その良いところは伸ばし、悪い…

ヘンゼルとグレーテルを裁判劇に役立てよう

「魔女が語る悪いヘンゼルと悪いグレーテルのお話」(1968年) ドイツの子どもたちに絶大な人気を誇る、パウル・マールの作品です。 魔女は本当はいい人だった? パロディ版 「ヘンゼルとグレーテル」 http://stanislavskii.tabigeinin.com/hansel.htm 裁…

文学の泉 ウルトラセブンとブレヒトの関連性

文学の泉へようこそ。 おねえさんと仲良くブンガクしましょうね。 某国の王子です。今日はおねえさんとブンガクが学べるんで楽しみです。 きゃ〜かわいい 王子さま、おねえさんたちといっぱいブンガクしようねぇ。 な、なんなの、この人たち。 マッチ売りの…

男はつらいよ、アンデルセン

「マッチ売りの少女」の作者アンデルセンは、旅行が好きで、美人が好きで、 ふられつづけて、生涯独身で、ホテルか下宿住まいで、 我が家はなく、有名になってからも親しい人の家で夕食をごちそうになって、曜日をきめて別な家庭の客になったそうよ。 それっ…