滑舌練習
外郎売や早口言葉以外で滑舌の練習方法はありますか。
新聞の社説を、声に出して読んでみるといいよ。
【※】メソッド演技で有名なステラ・アドラーも、新聞の社説を読むエクササイズを自著の中で提唱しています。詳しくはあとがきで。
新聞の社説は固めの文章で書かれています。しゃべり言葉の口語体のセリフより難易度は高いので滑舌の練習にはうってつけですね。
声優には固い文章を読む仕事もふつうにあるものね。ナレーションとかで
滑舌の練習に加えて、ナレーション練習の意味合いも大きいですね。
初日は朝日新聞、2日目は読売新聞、3日目は毎日新聞、4日目は…という具合に、日替わりで順番に読んでみてもいいですね。
各新聞社のウェブサイトにアクセス⇒【オピニオン】⇒【社説】で 無料 で読めるよ。お勧めします。
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Voice actor laboratory 声優演技研究所
初見で社説をスラスラ読める人は天才ですね。
逆に言うと、それだけ練習する価値はあるってことね。
あとがき
演技者としての筋肉を作る
声を鍛えるエクササイズとして、新聞などの社説を朗読するといいでしょう。声に出して、毎日読みます。
一回目はふつうの声で、途中から徐々に大きく、強い声にしていきます。
二回目は、五メートルほど離れた先の相手に聞き取れるように、理解してもらえるように読みます。観客がテーブルの向こうにいると想像して。
筋肉がほぐれ、声が出るようになってきたら、徐々にその距離を伸ばしていきましょう。
部屋の対角線上、十五メートルほど先、というふうに。常に観客に伝えることを意識します。
【ステラ・アドラー】
参考文献
魂の演技レッスン22 輝く俳優になりなさい! フィルムアート社