ソーントン・ワイルダー 「わが町」
エミリー
あたし、気がつかなかった。ああいうことがすべてあったのに。
さよなら、生きた世界。さよなら、ママとパパ。さよなら、時を刻む時計・・・ママのひまわり。食物にコーヒー。アイロンかけたてのドレスに熱いお風呂・・・夜の眠りに朝の目覚め。
ああ、地上よ、あなたはあまりにもすばらしすぎて、だれもそれに気付かないんだわ。
生きているうちに、いのちのすばらしさを、その一分、一秒を、みとめた人間て――誰かいたのかしら?
ソーントン・ワイルダー作「わが町」のレッスンを行いました。
外国の作品では当たり前なのですが、翻訳した人の違いによって、作品のイメージが変わってしまうことがあります。
どの翻訳でやろうか?読み比べてみることにしました。
1.ソーントン・ワイルダー〈1〉わが町 ハヤカワ演劇文庫
2.ソーントン・ワイルダー作 わが町 劇書房
3.世界文学全集88 わが町ほか 講談社
4.現代世界演劇 13 リアリズム劇 2 白水社
この4つの候補のうち、自分なりに一番気に入った翻訳でレッスンを行いました。
いいレッスンが出来たと思います。
それでは、また!
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