ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

CMの傾向と対策。

私たちのワークショップに通ってくれている生徒さんの中には、プロダクション付属の養成所に通っている人もいます。

その生徒さん【名前・性別は非公開】に、プロダクション経由でCMの仕事が決まりました。おめでとうございます。(私たちがマネジメントしたわけではありません)

ご祝儀代わりに本日は、テレビやラジオのCMの違いや対策についてお話しました。

テレビのCMはイメージで売る傾向が強いです。車だったら 「走りが加速する」 住宅なら 「やすらぎの空間を」 とか。ナレーションも短めです。

ラジオのCMは商品説明ですね。その商品やサービスを購入すると、どんなメリットがあるのか?という説明がメインです。ナレーションやセリフは、ラジオの方が長めです。

そしてここが肝心。CMタイムの別名は⇒「ト●レタイム」

ある地方局のアナウンサーが「CMの間にト●レに行ってきて」と発言して大問題になったという噂を耳にしたことがあります。

なぜなら、CMのスポンサーさんにしてみたら、見てほしいのは、番組よりもCMなんですから。

そこで、どうやったら番組リスナーを引きつけるCMが作れるか、スポンサーさんは知恵を絞ることになります。

有名な、ソフトバンクのお父さん犬を主人公にしたCMや、auの浦島太郎、桃太郎、金太郎は、視聴者を引き付け、トイレに行かせない代表的なCMです。

リスナーを引きつけようと考えるのは、ラジオの場合も同じです。

商品を買おうか迷っている人と、その商品を買って得をした者が、コミカルな会話を繰り広げるなど、楽しいCMが多いように思います。他にもいろんなパターンがあります。

〜去年の冬、ひそかに気に入ってたラジオCM〜

コンビニの店内。アルバイトをしている男子と女子(おそらく大学生くらいの年齢)。会話は世間話のような雰囲気。お互いを異性として意識している様子はまったくない。

女子「今度の月曜日、予定あるの?」

男子「クリスマス・イブ?ない、ない、なんにも」

女子「・・・そう」

男子「うん」

女子「あの・・・もしよければ・・・今度のクリスマス・イブ、私と!」

男子「え・・・!」

女子「シフト代わって」

男子「あ、そっち・・・」

サービスの内容と企業名のナレーションが流れて終了。

職業柄、CMは真剣に聞いている場合が多いのですが、最近は面白いCMが多くて楽しいですね。

そんな話を交えながら、もっといろいろ突っ込んだりと、今日も一日楽しく過ごせました。

お仕事、頑張ってね。

また来週もよろしくね!


【新入生募集中!】

18歳以上
年齢制限・入所試験なし。

無料体験入学 & レッスン見学受付中!
Voice actor laboratory 声優演技研究所