ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

文章のすき間を読む

文章を深読みして演技に生かす。

春よ来い (童謡)

春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒(はなお)の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている

雪が深いんだろうな、豪雪地帯なんだろうな・・・。

なぜなら

関東にも雪は降りますが、春が来なくても融けちゃうし、冬でも外に出られるからです。

春よ来いに、雪という単語は使われていませんが、窓の外にしんしんと降り積もる雪の情景や、それを眺めているみいちゃんの心情を読み解くことが出来ますね。

役者に必要なのは、文章の文字そのものを読むだけでなく、行間(すき間)に隠された意味を解釈し、演技で表現する能力です。

以上、文章を読み解いて演技がうまくなる方法でした。


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春よ来いの作詞家、相馬 御風(そうま ぎょふう)氏は新潟県の出身でした。雪の深いことで知られる地域ですね。

あてずっぽうで読み解いたら当たっちゃいました。うれしいです。