今回は大まじめ
いいことをしているつもりが、実は・・・。
映画では「戦場にかける橋」などが思い浮かびますね。
現実では「千葉県野田市で小4女児が死亡した事件」での人びとの行動がそうです。
TBSラジオ『荻上チキ・Session-22』を聴いていろいろ考えさせられました。
番組によると、クレームの電話が児童相談所に殺到しているそうなんです。
しかしそれをやると、どうなってしまうのでしょう。
日本の児童相談所は、諸外国に比べ職員の数が圧倒的に不足していて、仕事の量も膨大で多岐にわたっているそうなんです。
そして肝心なのは、児童相談所には「クレーム対応専門の職員もいない」ということなんです。
つまり、ただでさえ少ない職員が電話のクレームにも対応しなければいけないとなると
その職員がいたら救えたかもしれない命が、もしかしたら・・・ということにもなりかねないんです。
「悪者をこらしめてやる。わたしは正しい」と思ってやった行為が、新たな悲劇を生んでしまう可能性も捨てきれないんですね。
じゃあ、どうすれば?
地元の議員さんに相談する。
マスコミに「この問題を取り上げてほしい」と要望を出す。
児童相談所にクレームの電話をかけることは、「いいことをしているつもりで、実は」ということになりかねないんじゃないかと
わたしもそう思います。
ここから演技の話です。
このような痛ましい事件を二度と繰り返さないためにも、マスコミはニュースやドキュメンタリーで
わたしたち役者は、アニメや映画、演劇等の役作りにいかす ( もしかしたらトランプさんもいいことをやっていると思っているのかな? ) などして皆に伝えていく。
いわゆるそれが「役割分担」なのかな、なんて思っています。
「いいことをやっていると思ってたのに、実は・・・」
自分がそうならないように気を付けながら、平和でいい世の中になるため、いろいろ考えていきたいですね。
参考
荻上チキ・Session-22
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同じ日の「荒川強啓デイ・キャッチ!」でもこの問題をくわしく取り上げていました。いい世の中になってほしいですね。