平和を愛する戦国武将
声優にとって大切なのは、いろいろな考え方を知ることです。
今からみると古いかも知れないけど、その時代では主流だったことは少なくありません。
昔の日本では、侍が刀を差して歩いても問題ありませんが、現代では銃刀法違反ですものね。
同じようにドラマの解釈も時代によって変わります。近年の時代劇ドラマには「平和を愛する戦国武将」が登場したりします。
平和と戦争という行為が【矛盾】していることは誰でも気づきます。
ただ深読みしてみますと、
「自分の統治のもとでこそ、民は幸せになり平和になる。これは戦いではない。圧政に苦しんでいる他国の民を救うための行動だ!」とも読み解けます。
だけどこれ、ブレヒトが指摘しているように【無限ループ】ですよね。
「自分の統治のもとでこそ、人びとは平和になる」と考える戦国武将が次々に現れたら、いつまでも戦争はなくならず、平和にもなりません。
話を戻します。
演劇には「時代に合わせた表現」がつきまといます。公共の場でタバコを吸う行為などがそうです。
その時代をリアルに描写するのか、現代に合わせた映像表現にするのか…。
「演劇におけるリアリズムを考える」とは、そういうことなのかも知れませんね。
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