審判とルールと信頼と
スポーツのルールが大きく変わった時代があります。それは1800年代の産業革命時代のイギリスでした。
列車で移動できるようになり、それまで対戦することが難しかったチーム同士が戦えるようになって
地域によって微妙な違いがあった細かいルールを統一する必要がでてきたのが理由です。
その当時は、レフェリーはお互いのチームのキャプテン同士が務めていました。
しかし、どうしてもアウトかセーフか判定が難しいケースが出てきて
どちらのチームとも利害関係のない「第三者」に判定してもらおうということになり審判【レフェリー】が誕生したのです。
その当時のレフェリーは、「この人にまかせれば大丈夫」と、みんなから信頼されている人が務めました。
その審判への信頼感が次第に「審判の神格化」に変化し、日本の高校野球などにみられる「審判への抗議は不可」になったのかもしれません。
ですが今はだれもが、審判よりも「映像」を信頼する時代になってきました。
現代とは、「みんなから信頼されていた人が、みんなから信頼されなくなってきた」時代になったともいえるのかもしれません。
その問題って審判だけかな?
いろんなことに興味をもって日常を観察しながら、なんでもかんでも演技のヒントにしちゃいましょう。
いい世の中になってほしいですね。それでは、また。
参考
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