ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

審判とルールと信頼と

スポーツのルールが大きく変わった時代があります。それは1800年代の産業革命時代のイギリスでした。

列車で移動できるようになり、それまで対戦することが難しかったチーム同士が戦えるようになって

地域によって微妙な違いがあった細かいルールを統一する必要がでてきたのが理由です。


その当時は、レフェリーはお互いのチームのキャプテン同士が務めていました。

しかし、どうしてもアウトかセーフか判定が難しいケースが出てきて

どちらのチームとも利害関係のない「第三者」に判定してもらおうということになり審判【レフェリー】が誕生したのです。


その当時のレフェリーは、「この人にまかせれば大丈夫」と、みんなから信頼されている人が務めました。

その審判への信頼感が次第に「審判の神格化」に変化し、日本の高校野球などにみられる「審判への抗議は不可」になったのかもしれません。


ですが今はだれもが、審判よりも「映像」を信頼する時代になってきました。

現代とは、「みんなから信頼されていた人が、みんなから信頼されなくなってきた」時代になったともいえるのかもしれません。

その問題って審判だけかな?

いろんなことに興味をもって日常を観察しながら、なんでもかんでも演技のヒントにしちゃいましょう。

いい世の中になってほしいですね。それでは、また。

参考
久米宏ラジオなんですけど



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