法律そもそも?
なんで法律が生まれたの
ホント頭に来ちゃう。先輩ったら、好きキライで贔屓(ひいき)して、きげんの良い悪いで…
秦の始皇帝(紀元前259年〜210年)の絶大な権力の陰には、忠実な宰相<さいしょう>法治主義を旨とした、李斯(りし)がいた。
法治主義とは
上に立つ者の好き嫌いで褒賞や処罰を決めるのではなく、法という定まった基準に従って国を治めることを基本とする。
君主が情動を抑え、法に基づき厳正に褒賞や処罰を与えれば、臣民はおのずと君主についてくる。君主と臣民の契約関係が成り立てば、社会の秩序も保たれる。
その日の気分で態度がコロコロ変わって、好きキライでひいきされて、好きな人は無罪、キライな人は重罪などと差別されては、たまったもんじゃありません。
さらには、ラブラブだった恋人たちが別れたり、夫婦が離婚したりと「好き」という感情すらも時間とともに変化します。
だからこそ、好き嫌いや感情に左右されない、きちんとした基準が必要とされたんですね。
法律の起源は、「目には目を、歯には歯を」で知られる、紀元前18世紀のメソポタミア−バビロニア王国のハンムラビ法典ではなかろうか、とされています。
なんとなく今は、「がまんしろよ。みんな、がまんしてるんだから」みたいな空気を感じますが、がまんしなくても楽しく暮らせる世の中になるといいですね。
参考文献
書物の破壊の世界史 紀伊國屋書店
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