ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

歎異抄とアリストテレス

ある意味、きのうのブログ「歎異抄」の続きです。

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古代ギリシアの哲学者アリストテレスによれば、良い社会とは「豊かな社会」でも、「犯罪が少ない社会」でもない、そんなことはどうでもいいのだ、と言います。



「良い社会」とは、「徳」のある者たちがあふれる社会のことだ、アリストテレスはいうのです。

「殺人発生率」についての仮説

社会A⇒人々が「殺してはいけない」と確信するから、殺人発生率が小さい。

社会B⇒監視と処罰が徹底しているから、殺人発生率が小さい。


どちかが「良い社会」なのか。この本の著者、宮台真司さんの仮説では…



アリストテレスに従えば、社会Aが社会Bより殺人発生率が何倍も高かったとしても、「殺してはいけない」と確信する者が多ければ社会Aのほうが良い。



つまり「有徳者(徳のある者)が多い高殺人率の社会」は「有徳者が少ない低殺人率の社会」より良いことになるのです。



これを最初に明言したのがアリストテレスなのです。人殺しが多いか少ないかにかかわらず、人々が良いふるまいをしようと思っている社会こそが「良い社会」です。



人から理解され、肯定され、承認されるという感情的な安全は、自分にとって、そして相手にとって「生命の安全」さえ保障します。



たとえ何かでいきづまっても、当人が周囲から受け入れられていると感じること。「自分は生きていてもいいんだ」と思えること。人が幸福に生きられる社会には、必ずそういった<包摂>があるのです。



「包摂(ほうせつ)」とは、いろいろあってもおたがいに包みこみ、支え合い、簡単には排除しないという意味です。



包摂のない社会では、人は幸せになれません。


他人を幸せにすることで、自分も幸せになる、そういう関係を築いていきましょう。

参考文献
きみがモテれば、社会は変わる。 イーストプレス



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