アピール下手な人を表現した演技
ある意味、きのうのブログの続きだよ。
アピールが苦手。無理にやったら、ひんしゅくを…
黒澤明監督「醜聞(スキャンダル)」で、志村喬さん演じる弁護士はアピール下手です。
序盤は気の弱い弁護士が自分を売り込もうと、へたなアピールをして、かえって嘘くさく見えてしまう演技をしています。
中盤からの気がやさしく上手なアピールができなくて損ばかりしている弁護士の姿が、本当の彼なんでしょうね。
無理をして苦手なことをするとギクシャクしちゃう姿を、志村喬さんは見事に表現しています。さすが日本を代表する名優ですね。
あまりにもインチキ臭いので、三船敏郎も最初は信じていませんでしたが、弁護士の清純な娘に心惹かれて・・・という映画です。
世の中は器用な人ばかりじゃありません
三日坊主という諺(ことわざ)もあるように、そう簡単に人は変われません。
だけどそれでも人は変わるんです。そのへんのリアリズム描写がすごいです。おすすめします。
あえてネット通販のリンクはしません。図書館の視聴覚室にありますよ。
きのう紹介した「エリカ38」は今年の映画。「醜聞(スキャンダル)」は昔の映画。
古いかどうかではなく、いいか悪いかで判断して成長に役立てましょう。
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