戦争映画のパターン
戦争映画ではお決まりの・・・
兵士A
「あいつを見殺しにはできません。自分が救出します!」
隊長
「まて。もう間に合わん」
兵士A
「とめないでください。行かせてください」
ほかの兵士たち
「私も行きます!わたしも!」
【内容】
何世紀にもわたり、軍隊における戦闘部隊の規模は150人前後だった。
古代ローマ軍の基本単位は「歩兵中隊120人」だったし、現代の軍隊でも歩兵中隊の平均的規模は180人だ。
組織されたチームとしてメンバーが力を合わせ、同胞の強み、弱み、信頼性を把握できる集団の規模の上限が、そうした人数なのだ。
現代の通信技術を利用すればより大規模な編成が出来そうなものだが、興味深いことに、現代でも軍隊の大きさは変わっていない。
ここからわかるのは、集団の規模を決める最大の要因はコミュニケーションではないということだ。もっと大切なのは人間の心の力である。
つまり、社会的関係を追跡し、一人ひとりを特定できる心の名簿を作成し、ネットワークのメンタルマップを描いて、誰と誰がつながっているか、その関係は強いか弱いか、協力的か攻撃的かといったことを探ることのできる力なのだ。
一般に100人の歩兵中隊は、緊密に連携する10人のメンバーからなる10の分隊で構成される。
こうすれば、各兵士は所属する分隊のメンバーを全員知ることができる。
軍隊は手を尽くして、分隊員同士がたがいに親交を深める後押しをする。そのおかげで、兵士たちはたがいのために進んで命を犠牲にするまでになるのだ。
世界中の人びとはさまざまな考え、信念、意見――さまざまな思想――を持つ一方で、同じではないにしても非常によく似た感情を抱くものだ。
社会的つながりを理解するカギとなる感情だ。すなわち、愛である。
なるほどおおお。こういうカラクリがあったんですね。軍隊は人間心理をしっかり把握(はあく)して、戦争のために使ってるんだ。
戦争映画・アニメなどで同じような場面を演じる時に、すっごく参考になると思いますよ。
いろんなことに興味をもって声優として成長してまいりましょう。
戦争には反対ですが、戦争映画は大好きです。いろんなことを知ることで、見えなかったことが見えてきます。いい世の中になってほしいですね。
参考文献
つながり 社会的ネットワークの驚くべき力 講談社
Voice actor laboratory 声優演技研究所