ラグビー日本代表の躍進から学ぶ
うまくなる道――上達への道――は、1つじゃありません。
近年では、「苦手なものには目をつぶり、得意な分野を伸ばしていく」という育成方法が主流になっています。
が、
ラグビー日本代表は、それとは真逆の方法で、強豪国アイルランドから歴史的ともいえる勝利を収めました。
もちろん、どちらか片方の方法が正しくて、どちらかが間違っているといってるわけではありません。
成長する方法は1つじゃなく、たくさんあるということです。
ラグビー日本代表の歴史的勝利から学びましょう。
15年W杯、前任のエディー・ジョーンズHCが猛練習と管理型の指導で世界の扉を開いたとすれば、ジョゼフHCは、それぞれの選手が、自ら判断できる「個」を育てることでチーム力を引き上げた。肉体、持久力を徹底的に鍛え、リーチを中心に自分たちで考え、世界を驚かすチームを作り上げた。
15年W杯のエディー体制では、指揮官の考えが絶対だった。そのプランを信じて、南アフリカ戦での番狂わせにつなげた。
しかし、世界が日本を警戒するようになると、同じ手は2度は通じない。
16年9月に就任したジョセフHC(ヘッドコーチ)は、日本が苦手としていたキックを用いた戦術を取り入れ、戦術の幅を広げながら強化を続けてきた。
以前とのギャップに、一時は選手の反発も招いたが指揮官は意志を貫いた。藤井強化委員長は代弁する。「まいてきた種が育つには時間はかかる。ボールをキープするラグビーは短期間でもできる。苦手なところから入って引き出しを増やしてきたから、今の日本代表がある」
選手に求められたのは、自主性だった。その時の最良の選択を自分たちで考える。それを実現するために、9人のリーダーを、ディフェンス、オフェンスなどの担当に細かく分け、それぞれに責任を与えた。
4年間の変化と成長。日本代表の確かな歩みが、この日の勝利に凝縮された。
~日刊スポーツより~
まとめますと
1.苦手を克服して、自分の引き出し【できること・得意なこと】を増やす。
2.自主性を育(はぐく)む。誰かに頼るのではなく、自分で考え行動できる選手になる。
その結果が、今大会での大躍進につながっているんでしょうね。
「いいものはどんどんマネをして自分の成長に役立てよう」そんなことを話しながら、朗読と、シェイクスピア風パロディ戯曲のレッスンを行いました。
Voice actor laboratory 声優演技研究所