生徒から教わった大切なこと
昨日のレッスンでは、生徒の一人から「生きかた」について教わりました。
おそらく「声優の仕事」も、同じなんだと思いますよ。
こういう考えがあります。
「労働はそれだけで善であり、男も女も働くという行為のおかげで、よりすぐれた人物になる」・・・
いいえ、違います。「労働」は、ちゃんとやって、初めて「善」となるんです。
「立派な仕事をしようとする心」があって初めて「よりすぐれた人物」になれるんですね。
初心忘るべからず
ひとりの人間としてちゃんと仕事をやる。
自分が大切にしている“気持ち”を忘れることなく、いくつになっても、どんなに偉くなっても、きちんと仕事と向き合う。
その繰り返しで「仕事が自分のカタチ」になっていくのです。
声優の仕事も、本質は同じだと思います。
声優演技研究所には社会人の生徒も通ってきてくれています。彼らからは社会について、いろんなことを教わります。
いい意味で「ウインウインの関係かな」なんて思ってます。
心に滲みるお言葉、ありがとうございました。