行動には必ず理由がある。
演技における日常の観察とは「行動」を観察すること。
人間の行動には必ず理由があります。
行動を観察し、なぜそうなったのか (そうしたのか・そうしてるのか)、理由を分析することで、その人の気持ちが見えてくるんですね。
演技は行動――動詞――で考える
逆にいうと、理由を知りたかったら、まず行動を考えよう。
その人の心理状態は、行動となって、必ず表面にあらわれてくるよ。
- 目をそらした。もしくはじっと見つめられた。
- 口ごもった。もしくは饒舌(じょうぜつ)になった。
- 暑くもないのに異様に汗をかきだした。など
なんとなく犯人を見つけるテクニックみたいな感じもしちゃいますが、「好きな人の前だとヘンな行動をとってしまう心理」など、いろんなものがあてはまると思いますよ。
つまり、登場人物の気持ちを読み解くには、行動を観察し、動詞で考えていくことが近道なんですね。
以上、演技のうまくなるヒントでした。
Voice actor laboratory 声優演技研究所