人の夢を笑うな
人の夢を笑わない
放送作家の卵として修業を始めたのは、大学1年生の頃。
最初の1年はお金をもらわず、寝る間もないほど働いて体力的にもしんどかったけれど、憧れの仕事はとにかく楽しかった。どうにかして目の前の人に認めてもらいたくて、企画を考えては原稿を出し続ける日々でした。
そんななか僕は大学に3カ月で行かなくなった。
なぜなら、放送作家としてがんばっているのだと大学の知人に話したら、「いくら稼いでるの? なんだタダなの?」と言われたから。
ここにいたら心が折れると思いました。
夢を目指しているとき、どんな友達に囲まれているかはとても大切です。
人は他人に笑われると「間違っているのか?」という迷いや恥ずかしさで力が出せなくなってしまう。
だから夢を叶えたいなら、同じ夢を追う人や人の夢を笑わない人と一緒にいるようにしてください。
なぜ、他人の夢を笑うのか、その心理を考えてみる
おそらく本人は「自分はこの人よりすぐれている」「だからバカにして笑ってもいいんだ」と思いこんでいるんでしょうね。
そして周りの人たちも、そんな自分を尊敬し支持してくれるだろう・・・。
だけど本人の思惑通り「他人をバカにして笑っているあの人はすぐれている」と周りの人たちは思ってくれるでしょうか
ドラえもんのキャラで考えてみよう。
ジャイアンやスネ夫は、のび太君をバカにして、よく笑っています。
しかし出木杉くんはそんなことはしませんね。
そこで問題です。みなさんは、ジャイアンやスネ夫はすぐれていると思いますか。そして出木杉くんについては、どう思いますか。
おそらく他人をバカにして笑う人には尊敬の念ではなく、ジャイアンやスネ夫に感じたのと同じ気持ちで、まわりの人は接していくでしょうね。
そして出木杉くんのような、やさしいふるまいをしてくれる人こそ、尊敬されると私は思います。
「人の夢を笑わない」大切ですね。