ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

あらしのよるに

一巻目「あらしのよるに

 

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おおかみのガブとやぎのメイの友情を描いた絵本「あらしのよるに」のテーマを、原作者の木村祐一さんが語っています。

 

外的なものを遮断した二人

相手の姿かたちをすべて見えなくしたら、天敵でも、心が通じ合うことがあり得るだろうか?がテーマである。

 

初対面の場合、名刺を交換したりする他に、人間は目と耳とすべてで相手を判断する。

 

この人は自分の母親ぐらいかなとか、どういう経歴の人だろうとか、立場は社会的に自分より上なのか下なのか、信用できるやつなのか、いろんなことを考えながら付き合っていく。

 

そういう判断の材料がなくて、敵か味方かという情報もなく、ただ声だけというふうにした場合にどうなるか。

 

「天敵」という地球上で最も相いれない二匹だが、その外的な要素をなくして、声だけにしたら、心は通じ合えるのか、ということである。

参考文献
きむら式 童話のつくり方 講談社現代新書

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www1.odn.ne.jp

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