スターとは?
長嶋茂雄 語録
学生時代からプロで売り物になるアクションを身につけようと、少々派手なプレーを工夫し始めた。
プロとしての応用、遊びの部分だが、基本ができていないことには遊びが出ない。
立教大学の後輩たちにこんな話をした。
「僕は大学の四年間、自分が何をしたら、周りの人が喜んでくれるのか。自分をどう表現したらいいか、そればかりを片時も忘れず考えていましたね」と話すと学生の中からどっと笑いが起きた。
「あれっ、どうしておかしいの。それじゃ、みなさんは何を考えて生きているの。一回キリの人生で、自分を精いっぱい表現して、一生を終えたいと思わないんですか。
大学生なんだからいつも集中してそれには自分は今、何をするべきか、考えておかなきゃだめですよ。
周りの人を喜ばすために自分を表現する、それには自分自身を何にでも対応できるように徹底的に鍛えておかなきゃだめなんですよ。人生は表現力ですよ」
「五万の大観衆が見に来ている。そのお客さんが常に、自分を見に来ていると思わなきゃだめなんだよ。
それもバッターボックスにいるときや、ボールが自分のところへ飛んできているときじゃないんだ。
直接、自分がプレーに関係ないときでも、いつもあの選手はどこで、どんなカッコしているんだろうって、視線を自分にひきつけなきゃ。
そうすりゃ見られる方だっていつも集中している。プラスアルファの力が生まれるっていうものだ」
言うは易く行うは難し
意味:口で言うのは簡単だがそれを実行するのは大変難しい
でも長嶋さんは本当にそれを実行したんです。
ただ、ただ、感服します。パフォーマンスだけではなく、中身もカッコいい人ですね。