ハッカー対策
ハッカー
(この本の著者、佐藤優さんの)友人が扱っている有力商品がハッカー対策技術だ。
「目の前であなたの会社や官庁のコンピューターに侵入してみせます」というのがセールスのコツだ。
どれだけ完璧に防御されている民間企業のコンピューターでも1時間程度で侵入できるという。
民間企業だけではない。某大国の政府機関のコンピューターの防御を目の前で簡単に破った実績がある。
この先は筆者の憶測だが ( こういうことは直接尋ねないのがインテリジェンス業界の掟(おきて)だ )、どうも友人の国では、政府が敵対国のコンピューターに侵入しプログラムを改変する特殊工作の技術が異常に発達しているようだ。その技術を民間に転用しているのだ。
思い出したこと
コロナ前、わたしたちは渋谷にある「国立オリンピック記念青少年総合センター」で演技の練習をしてました。
施設の予約はパソコンで申し込んでいたのですが、
ある日とつぜんセンターHPの閲覧ができなくなってしまったのです。7年くらい前の秋のことでした。
オリンピックセンターの職員の方に尋ねたところ「対策は講じていたのですが・・・」とのこと。
国立施設のHPも侵入される・・・
過去にこんなことがあったので、この本の内容はリアルでした。
因(ちな)みに、この本の文章を担当しているのは元外務省主任分析官の佐藤優さんでロシアに友人が多いみたいです。
ロシア製のウイルス対策ソフトというと・・・あれだよね。
参考文献
とりあたまJAPAN 新潮文庫