深層心理とマンガ
昨日のブログで紹介した、村上春樹さんの言葉
地下1階からは浅い物語しか生まれない。そのさらに下に闇(やみ)の深い部屋があって、そこにこそ本当の人間のドラマがある。
魂に響く物語を紡ぐには、この闇(やみ)に入り、正気で出てこないといけない。
「ドグラ・マグラ」夢野久作 「眠れる美女」川端康成 「桜の森の満開の下」坂口安吾などからは【ヘビーな心の闇】を…
「シウさんのマンガ」からは【ライトな心の闇】を感じます。どちらの闇(やみ)からも心をつかまれちゃいました。とってもいいですよ。
黒アゲハと蚕の話
蚕は飛べました。
黒アゲハさんが作ったお花畑を見て喜んでくれてもいます。
だけど黒アゲハさんは喜べません。
それは、蚕が死んでしまったから・・・。
「うん とても綺麗」
黒アゲハさんのセリフの意味は【思いやり】です。
心から喜んでいるセリフではありません。
ハッピーエンドに見えて、実はそうではない・・・。
ラスト、二人の表情のコントラストがいいですね。
心に沁(し)みいるお話の数々、それがシウさんのマンガです。
羽を拾う天使
お姫様を守るドラゴンの話
最近メッチャ気に入っている、シウさんのマンガです。因(ちな)みに「魔女と手下ちゃん」シリーズがいちばん好きです。