大予言
スペイン風邪も大流行は第三波で終息している。新型コロナも必ずや。
中日新聞 遊歩道 2020年12月28日より
なるほどな、と思って「ペストの大流行」について調べてみました。
年代 | 場所 | 推定死者数 | 備考 |
---|---|---|---|
1347–51 | 欧州、アジア、中東 | 2500万~7500万 | |
1360–63 | イギリス | 700,000~800,000 | |
1464–66 | パリ | 40,000 | |
1471 | イギリス | 300,000~400,000 | |
1479–80 | イギリス | 400,000~500,000 | |
1576–77 | ヴェネツィア | 50,000 | |
1596–99 | スペイン・カスティリア地方 | 500,000 | |
1603–11 | ロンドン | 43,000 | |
1620–21 | アルジェリア | 30,000~50,000 | |
1628–31 | フランス | 1,000,000 | |
1629–31 | イタリア | 280,000 | |
1647–52 | スペイン南部 | 500,000 | |
1654–55 | ロシア | 700,000 | |
1656–57 | ナポリ、ローマ | 150,000 | |
1665–66 | ロンドン | 70,000~100,000 | |
1675–76 | マルタ | 11,300 | |
1679–80 | オーストリア | 76,000 | |
1681 | プラハ | 83,000 | |
1689–90 | バグダッド | 150,000 | |
1704–10 | ポーランド | 75,000 | |
1709–13 | バルト海沿岸 | 300,000~400,000 | |
1720年代 | マルセイユ | 100,000 | |
1738–40 | ハンガリーなど | 50,000 | |
1770年代 | モスクワ | 75,000 | |
1772 | バグダッド | 70,000 | |
1791 | エジプト | 300,000 | |
1813–14 | マルタ | 4,500 | |
1829–35 | バグダッド | 12,000 |
このリストを見ると、ペストの流行にも「すき間の年代」があることがわかります。
そう考えると、新型コロナもスペイン風邪 (インフルエンザ) のように、いったんは収束【注:「終息」ではありません。】する時期が来るのかもしれません。*1
が、
それを「人類が新型コロナに打ち勝った証」などと解釈し安心してしまうと、さらに恐ろしいことが待ち受けているような気もする今日この頃です。
そもそもワクチンで撲滅できたのは天然痘ウイルスだけですからね。ペストもインフルエンザもエボラ出血熱だって撲滅できてはいませんから…。
とはいえ・・・
今回のブログは「科学的見地」は、まったく考慮していません。あくまで「推測」に基づいてます。医療の整備、保健所や検査体制の強化などをしっかり見直して、いい世の中になってほしいです。それでは、また。
*1:
収束 (収まること)・終息 (完全に終わること)
ではどうすれば、まずは流行を収束させることができるのでしょう。
新型コロナを収束させるには、集団免疫を獲得することと同時に、ワクチンが開発され、それが多くの人々にいきわたれば、新型コロナは収束に向かいます。
が、気になる研究報告もあります。
それは、「新型コロナの場合、感染もしくは予防接種で抗体が得られても、数カ月で抗体が減衰してしまう」というもの。
そうなると、私たちは集団免疫をなかなか獲得できず、収束への道のりが遠のきます。
ましてや、新型コロナを完全に終わらせる「終息」は、さらにずっと先のことになると言えるでしょう。
ブログ冒頭と同じ「中日新聞」の記事より抜粋させていただきました。