演技の深掘り、ゆきおんな
昨日のブログの続きだよ。
お雪の「何を思いだす…」を考える
雪女のことを夫がしゃべるのではないかと気づいたとしても
「ついにしゃべる気になったようね・・・長いこと待ったかいがあった」
と怖い感じで演じるのではなく
「やめて、お願いだからその先は言わないで、お願い・・・」
と、辛(つら)くせつなく哀しい思いで、体を小刻みにふるわせながら、か細く押し殺したような小さな声で演じれば、お雪の恋心を表現できるかな。
雪女は人間じゃないから、何千年も生きられる。
だけど、その長い長い一生のうち、お雪が本当に幸せを感じたのは、愛する夫と可愛い子供たちと過ごした、この数年間だけだったのかも、と解釈したら・・・
まぁ、この「ゆきおんな」を収録したのは去年ですから、あのころより少しは読解力もUPしたのかもね。なんにせよ、あの時の生徒と私との「全力」が昨日の動画には記録されています。それでは、また。