天敵襲来!絶滅を回避せよ
「わけあって絶滅しました。」を読んでみると、スティーブンイワサザイさんだけでなく、
天敵が登場すると、残念ながら生物は絶滅してしまうことが少なくないようです。
そんななか、「工夫」で生きのびた生物がいました。モリアオガエルさんです。
伊豆温泉六月 川端康成
7 六月の蛙
伊豆七不思議の第一に数えてもいいのは、天城山中の八丁ヶ池の蛙(かえる)——木の上に登り、巣を作って卵を産む。
波多野承五郎氏によれば、——
「この池の蛙は毎年六月頃になると、池畔の樹の上に登り、自分の体から分泌する粘液で若葉を綴じ合せ、その中に雨水が溜るように附着せしめ、それに産卵してお玉杓子(おたまじゃくし)を孵化させるのだ。
なぜこの池にこんな蛙がいるのかというと、八丁ヶ池には井守(イモリ)が多いから、池の中で産卵すると皆食われてしまう。
そこで蛙にこういう習慣が出来て、種族を存続するようにしたということだ。
そして毎年六月初旬ごろになると、池の周囲の樹木に巣が沢山出来て、それを遠くから望むと、一面に雪が降ったように見えるということだ。」
蛙研究の権威、東大の岡田弥一郎氏に波多野氏が鑑定して貰うと、「もりあおがえる」といって世界的に珍しく、こういう蛙は世界に僅か八種しか知られていないそうである。
引用
「伊豆温泉六月」+「伊豆天城」より
モリアオガエルが、木の上に産卵するのは知っていましたが、なぜそうするのか、は知りませんでした。モリアオガエルすごい工夫するのって大事だね。それでは、また。
と、終わりにしたかったのですが…
ウィキペディアによると、イモリは、幼生が泡巣から落下する時に、その真下で待ちかまえていて、落ちてくるモリアオガエルの幼生をぱくぱく食べるそうです。
・・・そう来ましたか。
こうなると、どうまとめていいか判らなくなったので「自然って過酷だね」と、テキトーにお茶を濁(にご)して終わりにします。イモリさんも生きるのに必死だし、モリアオガエルさんも絶滅危惧種で大変です。世界に平和を生き物たちに明るい未来をまたね、バハハーイ *1
なんか、すっごくいい加減・・・なにこの日記。
引用
わけあって絶滅しました。 ダイヤモンド社
伊豆の旅 中公文庫