ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

甲子園優勝投手から学ぶ、演技のヒント

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甲子園で春夏連覇を果たした興南高校のエース、島袋洋奨さん*1 の記事が演技のヒントになりそうなので掲載させていただきます。

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高校の時は自分のイメージで投げられていました。でも、それは感覚でしかなかった。

だから、大学でおかしくなった時、どう投げていたのか分からなかった。自分の中での反省です。そういうところも、生徒たちに伝えていければと思っています。

自分の投げ方を分析し、理解しておけば、崩れた時、スムーズに戻ることができる。僕は、それを怠っていました。

日刊スポーツより

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演技的に解釈すると、こうなります。

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先週のレッスンでは自分のイメージで演じられていました。でも、それは感覚でしかなかった。

だから、今週のレッスンでおかしくなった時、どう演じていいのか分からなかった。自分の中での反省です。

(中略)

自分の演技を分析し、理解しておけば、崩れた時、スムーズに戻ることができる。僕は、それを怠っていました。

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いろんなものにアンテナを張って、演技力アップに役立てましょう。それでは、またね。

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www1.odn.ne.jp

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*1:

島袋洋奨さん

14年ドラフト5位でソフトバンクに入るも、1軍は1年目に2試合、投げただけだった。17年に左肘を手術し、その後は育成契約も味わった。19年限りで戦力外通告を受け、引退。20年4月から母校の事務職員となり、今年から指導にあたる。

今春センバツでは、甲子園大会で初めて「1投手の投球総数は1週間500球以内」という球数制限が導入された。

投げすぎから肩肘に故障を負った球児がいるのは事実。

2010年に春夏甲子園連覇を果たした興南(沖縄)のエース左腕だった島袋洋奨さん(28)。

春は5試合で計689球、夏は6試合で計783球と、今の制限ではあり得ない球数を投げ抜き、2度の栄冠に輝いた。

島袋さん自身は高校時代、球数を意識したことはなかったという。

卒業後、中大に進み、2年の時に左肘を痛めた。プロに入ってからは、左肘の遊離体摘出手術を受けた。

高校時代の”投げすぎ”が遠因にあるのだろうか?

「僕自身は、そうじゃないと思っています」と即答した。高校時代、肘が痛くなったことはなかった。もともと、肘の靱帯(じんたい)が緩く、そのことが大学で患った血腫の原因だとみている。

では、プロで発症した痛みの原因は、どこにあったのか。

「動きが変わってしまって、負担がきたのだと思います」。大学3年の秋、突如、ストライクが入らなくなった。投げ方が分からなくなり、いろいろな動きを試した。「そういう中での負担が遊離軟骨につながった。別に、それまでたくさん投げてきたからではないと思っています」。

指導者としてスタートしたばかりだが、選手には「痛いところがあれば、すぐに言いなさい」と伝えてある。同時に「指導者が選手のことをよく見るのが一番大切じゃないかと。そうすることで、慢性的なケガにつながることは防げると思います」と言った。

日刊スポーツより