ブームの怖さ
日本の小説家。
2015年「スクラップ・アンド・ビルド」で第153回芥川賞を受賞。
武田砂鉄
芥川賞取った後に「コンテクスト・オブ・ザ・デッド」っていう、ゾンビ小説を書かれて、その時に渋谷のHMVかなんかでトークイベントをご一緒した時がありましたね。
ああ、はい、はい、ありましたね。
武田砂鉄
あの時は、もう羽田圭介 大ブームで、ちょうどたぶん「情熱大陸」に出た後ぐらいだったと思うんですけど、
いまだに覚えてるんですけど、
その、舞台に僕が先に出てった時に目の前にいるお客さんが「羽田さんが座るのはどっちですか」って言われて「羽田さんの少しでも近くにいたい」って言われたんですよ。
あは、そうですか。(喜び)
武田砂鉄
で、その人に「羽田さんの小説、なにが好きですか?」って訊いたら
「読んだことないです」
読んだことないんかい!
武田砂鉄
それが、ブームの怖さだなと、思いましたけど・・・。
ああ、みんなどこ行っちゃったんですかね。いま全然そんな人、どこにもいないっスよ。
う~ん・・・。なんかいろいろ考えさせられるインタビューでしたね。もちろん羽田さんは、いまでも人気作家です。以上「アシタノカレッジ」からの情報でした。