高度な役を演じ分けるヒント
「うわ、マジかよ。今までのオレ、全然まちがってたよ。こっちの考え方のが、ずっといいよ」
本を読んでると、こんなことが当り前のように起こります。
そういった、
まだ本を読んでなかった時の自分と、本を読んで新たな知識を得た自分を
分けてストックしましょう。
そうすることによって、
意見の異なる2つの役を演じる場合、どちらかを〝悪者〟にする必要がなくなるんです。
どういうことかというと
本を読む前の自分は「悪人」だったわけではありません。
本を読んだ後の自分も、知識が増えただけで、善い人になったわけではないんです。
つまり
どちらも「正義感あふれるいい人間」だけど、意見はまったく正反対
という役が演じられる〝はじめの一歩〟に、あなたは立ったのです。
その作業を積み重ねれば
意見の異なる人物を「善・悪」に振り分け、
「Aの意見は正しくて、Bは間違っている」といった、誰でも演じられる簡単な役の演じ分けではない、
「どちらの意見も正しい」という、高度な役の演じ分けが出来るようになりますよ。