図書館とマンガ
新宿区の図書館に行ってみたら、
ハニー、しずかちゃん、和登さんのはだかもばっちりです。
ますます図書館が好きになりました。
目くじら立てるほどのことでもあるまいに・・・。
杉並中央図書館の正面玄関前に裸婦像があるんだが、保母さんに引率された保育園児たちがその前を通りかかって、5歳ぐらいの男の子が口をあんぐり開けて裸婦像に見入っていたことがあったぞ。おもしろかった 可愛かったな。
サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」には、図書館じゃなくて博物館だが、こんな記述があるぞ。
この博物館の模様なら、手にとるようにわかってる。ミス・エイグルティンガーという先生がいて、この人がほとんど土曜日ごとに僕たちを引っ張って行ったんだ。
大きなガラスのケースがあって、女のインディアンが毛布を織ったりしてるんだ。毛布を織ってる女は少し前かがみになってるもんだから、オッパイやなんかが見えるんだな。
僕たちはみんな、こっそりそいつを盗み見しながら通ったもんだ。女の子までもね。
だって、女の子といったって、まだほんの子供で、オッパイは僕たちとあんまり変わらないんだもの。
この博物館で、一番よかったのは、すべての物がいつも同じとこに置いてあったことだ。誰も位置を動かさないんだよ。
かりに十万回行ったとしても、胸をはだけたインディアンの女も、相変わらず、あの毛布を織りつづけてるだろう。
何一つ変わらないんだ。変わるのはただこっちのほうさ。
以上、図書館のススメでした。