ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

カフカの「変身」を解釈する

ある朝、グレゴール・ザムザが夢からさめると、ベッドのなかの自分が一匹のばかでかい毒虫に変って 重い病気にかかっているのに気がついた。 これは『荻上チキ・Session-22』で特集された、「食べることと出すこと」~潰瘍性大腸炎闘病記~の著者、頭木弘樹(…

量子力学・理論と解釈の系譜

ミクロとマクロの歴史 量子力学をめぐる理論と解釈の系譜だよ。 古典力学 アイザック・ニュートン 「万有引力の法則」 1687 ジェームス・マクスウェル 「電磁波理論」 1871 原子物理学 ロード・ケルヴィン 「原子模型仮説」 1902 長岡半太郎 「土星型原子模…

講師と生徒の共演です。

講師・生徒共演オンディーヌ 8月19日にアップロードしたレッスン動画の、母親・ユージェニーを女生徒の演技に差し替えました。 やはり女性のセリフは、男性講師が演じるより女性のほうがずっといいですね。 www1.odn.ne.jp

演技とは行動だ! プラス 役の掘り下げ

行動のリアリティ マイズナーはいった。「さて、行動のリアリティとはどういう意味だろう。」 若い男性がいった。「何かするときは、しているふりをするんじゃなくて、本当にすることです。」 「そして、役を演じているようにしないことだ。ピアノを弾くとき…

ブレードランナーとギャラクティカ

合成記憶 (ニセモノの記憶) 「三人のテストの結果がどう出るかな?」とリック。 ガーランドはいった。「あのレッシュめ、お話にならんまぬけだ」 「自分の正体を知らない?」 「知るものか。疑念さえ持っていない。全然そんなことは考えてもいないんだ。われ…

お通夜の晩の不思議な出来事

今回、紹介させていただくのは、お通夜の晩に起きた不思議なお話です。 友達友達が、急に亡くなった。以前から肝臓が弱っていた、というのはあとから聞いた話なのだが、ある日急に血を吐いて倒れ、しばらく入院したのちにそのまま帰らぬ人になってしまった。…

ハッカー対策

ハッカー (この本の著者、佐藤優さんの)友人が扱っている有力商品がハッカー対策技術だ。 「目の前であなたの会社や官庁のコンピューターに侵入してみせます」というのがセールスのコツだ。 どれだけ完璧に防御されている民間企業のコンピューターでも1時間…

3日後に死ぬ件(くだん)

ある朝、グレゴール・ザムザがなにか胸騒ぎのする夢からさめると、ベッドのなかの自分が一匹のばかでかい毒虫に変ってしまっているのに気がついた。 ~「変身」岩波文庫より~ カフカの「変身」では、主人公がなぜ毒虫になったのかは、まったくの「謎」です…

量子力学は日常生活に必要か

普段の生活に必要なの、役に立つの 科学の大発見が報じられると、こんな言説もネットに飛び交います。 しかし量子力学がなければ、現代文明そのものが成り立ちません。 量子力学は最新テクノロジーの土台 量子力学がなくても、車は道路を走り、飛行機は空を…

すごい先生、その2

昨日のブログの続きだよ。 湯川秀樹の、すごいエピソード 鶴見俊輔 雨宮一郎に対して彌永昌吉(いやながしょうきち)は偉い先生だった。 生徒にむかってね、「何かおもしろそうじゃないか」と思い、「日曜日にゆっくり話してくれ」そう声をかける。 湯川秀樹に…

すごい先生とは

東大の理学博士で勲章までもらっているのに、くだらないプライドがなく、自分を超える才能を持っているであろう生徒にも嫉妬せず、謙虚に生徒に教えを請う教授のお話です。他人や年下の者をバカにしない、見下さない、すごい人だと思います。 彌永昌吉 東京…

マンガは人生にとって必要なもの

哲学者の鶴見俊輔さんが、マンガについて中学生や大人たちと対談した本を紹介させていただきます。 鶴見日本ではね、マンガの出発点は落書きなんですよ。 1000年以上前は、昔の人は、お経をうつしてたでしょう。お経をうつすのを一日中やってると退屈になっ…

大福の感触

和菓子の大福 大福のやわらかい手ざわりは、おっぱいのやわらかさにとてもよく似ています。 ホントかぁとうたがっている、そこのあなた 論より証拠大福をもんでみよう 今すぐ和菓子屋さんで大福もちをGetだぜ なさけない…つくづくなさけないブログ記事で…

Wの悲劇

薬師丸本人は、今は『Wの悲劇』が一番気に入ってると言ってるみたいだけど、当時はイヤがってて・・・。こんな、人を裏切って這い上がるような女の子は私は嫌いだと。「映画脚本家 笠原和夫 昭和の劇」より 「Wの悲劇」の主人公、薬師丸ひろ子演じるところ…

メークドラマ

本を読んでいて心に残った言葉たちを紹介させていただきます。 長嶋茂雄語録 1996年の逆転優勝も忘れられない。 7月6日時点で首位広島から11.5ゲーム差に離され絶望的だった。 それをひっくり返してのセ・リーグ史上最大の逆転劇だった。10月6日、ナ…

夜の大走査線

白人警官役のロッド・スタイガーがメッチャいいです。 映画の始めごろ、ロッド・スタイガーは黒人をバカにしています。見下しているんです。 だけど映画が進むにつれ、彼の考えはちょっとずつ変わっていきます。 そして映画のラストでロッド・スタイガーは、…

木内マジックと演技とドラえもんの関連性

木内マジックを演劇に応用! 甲子園大会で、優勝3回、準優勝2回の実績を誇る、常総学院高校・元野球部監督、木内幸男さん。 木内さんの作戦は「木内マジック」と呼ばれ、何をやってくるのかわからない、とライバル校の監督たちから恐れられました。 その戦…

ブレードランナー 人種差別が根底に?

勇者警察ジェイデッカーとの関連性 「ブレードランナー」の原作本です。 「アンドロイドは人間か」がテーマのSF映画ですが、これを深掘りしていくと「人種差別」に突き当たります。 「黒人は人間か」*1 「ユダヤ人は」*2 「ヒスパニックは」*3 「アジア人…

ひぐらしの蝉しぐれ

井の頭線 富士見ヶ丘検車区の神田川沿いに「ひぐらしのセミしぐれ」が聴ける林がある。 都心のビル街の公園でもセミの声はするが、ひぐらしとなると私の知るかぎりここだけだ。(もちろん他にもあるのだろうが) 若いころは気にも留めなかったのに、今は無性に…

講師と生徒の共演・オンライン演技レッスン

講師・生徒・共演 オンディーヌ 今回は、主役のオンディーヌ以外は、すべて講師が演じてみました。 ワークショップならではの授業ですね。けっこう楽しかったです。 参考文献 オンディーヌ 光文社古典新訳文庫 www1.odn.ne.jp

パパは わるものチャンピオン

パパはわるものチャンピオン 大人気の絵本「パパはわるものチャンピオン」を生徒が朗読してくれました。 「パパは本当は悪者じゃない。だけどみんなパパを悪く言う」悪役レスラーのお子さんの心の葛藤を描いた、とってもすてきなお話です。 絵本とはいえ、け…

おすすめ映画

本日は、8月15日ですね。 「日本のいちばん長い日」(1967年) 「野火」(1959年) 「火垂るの墓」(1988年) この3本は、とてもいい映画だと思います。おすすめします。 www1.odn.ne.jp

8月と戦争と読解力UPのヒント

8月は「戦争について語る月…」というイメージが私にはあります。 小説やエッセイから心に残った言葉たちを紹介させていただきます。 アメリカひじき 野坂昭如 羽田からの高速道路をつっぱしりながら、幾度となく「どうです、日本はかわったでしょう」誇りた…

間違った価値観を悪役に語らせると【名言に】どうすれば?

その後を観察する 「主人公の乗り越えるべき間違った価値観を悪役にセリフで語らせると、なぜかそれが名言扱いされて読者に支持されてしまう」問題について そのセリフを語った登場人物の「その後」を見よう 失敗して破滅したり、ひどい場合は死んじゃったり…

プレゼント

宅急便がとどいた。生徒たちから誕生日のお祝いである。 誕生日にはまだ2週間くらいあるものの、文句のあろうハズはない。来年、再来年の誕生プレゼントを今、贈ってもらっても大丈夫なくらいである。 埼玉銘菓十万石饅頭 さすがは生徒たち。わたしの大好物…

台本の読み解きは、どうやるの?

本音を見抜け! ナチスドイツ・ヒトラーの魔の手から逃れた劇作家ブレヒトが最終的な亡命先に選んだのは、ブレヒトの大きらいなアメリカでした。 ブレヒトは、ヒトラーが政権を獲得し、突撃隊が公然と暴力を使いだした「国会放火事件」の翌日、1933年2…

スターとは?

長嶋茂雄 語録 学生時代からプロで売り物になるアクションを身につけようと、少々派手なプレーを工夫し始めた。 プロとしての応用、遊びの部分だが、基本ができていないことには遊びが出ない。 立教大学の後輩たちにこんな話をした。 「僕は大学の四年間、自…

文学のススメ

ウソくさい演技をなくすには? アニメや映画の主人公は、どんな困難にぶつかっても、悩んだり苦しんだりしながら、最終的には勝利や成功を修めるパターンが多いです。 だけど現実の世界で、そういう人ってどのぐらいいるんでしょう 昨日のブログにも少し書い…

マッチ売りの少女は売春婦?

「マッチ売りの少女」野坂昭如 アニメ映画「火垂るの墓」で知られる野坂昭如さん原作の「マッチ売りの少女」は、こんな内容です。 つまり、こういうことです。 1.ネットなどに広がる「マッチ売りの少女、売春婦説」は都市伝説ではなく、ちゃんとした元ネタ…

超常現象

すべて誰かの身に起きた、実話です。 秘密の能力 渋谷君 整列 秘密の能力 もともとなんとなく勘の良い妻だと思っていた。 「アノ人、なんていう人だっけ」とか「アレが食べたい」とか「アレ、欲しいな」とかいう僕の「アレ」をよくわかってくれた。 会話の流…