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悪の理論 三島由紀夫の「午後の曳航」と「金閣寺」を比較してみたら、 どちらの作品も構成は同じでした。 【目次】 両作品の骨子 藤子不二雄Fとの共通点 悪の理論を語る人物 天使の理論 演技に応用しよう 両作品の骨子 1.どちらの作品の主人公も、世の中…
容疑者が、本当に罪(殺人)を犯していたのか、劇中で明らかにされない裁判劇。 それが「十二人の怒れる男」です。 裁判を描いた作品では、容疑者が罪を犯していたのか「タネあかし」をするのがふつうです。 人殺しはしていない「無罪」めでたしめでたし。 人…
木内マジックを演劇に応用! 甲子園大会で、優勝3回、準優勝2回の実績を誇る、常総学院高校・元野球部監督、木内幸男さん。 木内さんの作戦は「木内マジック」と呼ばれ、何をやってくるのかわからない、とライバル校の監督たちから恐れられました。 その戦…
勇者警察ジェイデッカーとの関連性 「ブレードランナー」の原作本です。 「アンドロイドは人間か」がテーマのSF映画ですが、これを深掘りしていくと「人種差別」に突き当たります。 「黒人は人間か」*1 「ユダヤ人は」*2 「ヒスパニックは」*3 「アジア人…
六巻目「ふぶきのあした」 おおかみのガブとやぎのメイの友情を描いた絵本「あらしのよるに」シリーズ第六作目「ふぶきのあした」のテーマを、原作者の木村祐一さんが語っています。 いちばん大切なもの 全然種類の違う二匹がはじめて一緒に生活をする。 と…
五巻目「どしゃぶりのひに」 おおかみのガブとやぎのメイの友情を描いた絵本「あらしのよるに」シリーズ第五作目「どしゃぶりのひに」のテーマを、原作者の木村祐一さんが語っています。 岐路での選択 「生まれた時から一緒にいた自分たちと、最近出会ったば…
四巻目「きりのなかで」 おおかみのガブとやぎのメイの友情を描いた絵本「あらしのよるに」シリーズ第四作目「きりのなかで」のテーマを、原作者の木村祐一さんが語っています。 立場の違いⅡ 三巻目でヤギの友だちが出てきたので、四巻目は、今度はオオカミ…
三巻目「くものきれまに」 おおかみのガブとやぎのメイの友情を描いた絵本「あらしのよるに」シリーズ第三作目「くものきれまに」のテーマを、原作者の木村祐一さんが語っています。 立場の違い おもしろいのは、ここではじめて主人公の名前が出てくること。…
二巻目「あるはれたひに」 おおかみのガブとやぎのメイの友情を描いた絵本「あらしのよるに」シリーズ第二作目「あるはれたひに」のテーマを、原作者の木村祐一さんが語っています。 二つの概念の衝突 ここからは、もうすでに相手のことはわかってしまってい…
一巻目「あらしのよるに」 おおかみのガブとやぎのメイの友情を描いた絵本「あらしのよるに」のテーマを、原作者の木村祐一さんが語っています。 外的なものを遮断した二人 相手の姿かたちをすべて見えなくしたら、天敵でも、心が通じ合うことがあり得るだろ…