ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

アニメ/映画関連

ロッキー

酒場の常連客が狂喜した理由を考える 「ロッキー (第1作) 」(1976年) の舞台となったフィラデルフィアの街には、画面のいたるところにゴミが散乱していました。 ゴミの収集は行政の仕事です。それが滞(とどこお)っているということは財源不足が考えられます…

Dr.HOUSE と 演技のヒント と デマ

ドクター・ハウスとは 「患者は必ずウソをつく」が口癖の、メチャクチャ偏屈(へんくつ)で口が悪く、おまけに薬物依存症(バイコディン依存)という、一癖(ひとくせ)も二癖(ふたくせ)もある天才医師ハウスが主人公の、コメディ要素も混じったシリアスな海外ドラ…

すごい先生とは

東大の理学博士で勲章までもらっているのに、くだらないプライドがなく、自分を超える才能を持っているであろう生徒にも嫉妬せず、謙虚に生徒に教えを請う教授のお話です。他人や年下の者をバカにしない、見下さない、すごい人だと思います。 彌永昌吉 東京…

Wの悲劇

薬師丸本人は、今は『Wの悲劇』が一番気に入ってると言ってるみたいだけど、当時はイヤがってて・・・。こんな、人を裏切って這い上がるような女の子は私は嫌いだと。「映画脚本家 笠原和夫 昭和の劇」より 「Wの悲劇」の主人公、薬師丸ひろ子演じるところ…

夜の大走査線

白人警官役のロッド・スタイガーがメッチャいいです。 映画の始めごろ、ロッド・スタイガーは黒人をバカにしています。見下しているんです。 だけど映画が進むにつれ、彼の考えはちょっとずつ変わっていきます。 そして映画のラストでロッド・スタイガーは、…

ブレードランナー 人種差別が根底に?

勇者警察ジェイデッカーとの関連性 「ブレードランナー」の原作本です。 「アンドロイドは人間か」がテーマのSF映画ですが、これを深掘りしていくと「人種差別」に突き当たります。 「黒人は人間か」*1 「ユダヤ人は」*2 「ヒスパニックは」*3 「アジア人…

おすすめ映画

本日は、8月15日ですね。 「日本のいちばん長い日」(1967年) 「野火」(1959年) 「火垂るの墓」(1988年) この3本は、とてもいい映画だと思います。おすすめします。 www1.odn.ne.jp

ダーティペア

町山さんのツイッターをフォローしていたら (毎日フォローしています。) ダーティペアがビール飲んでました。 なつかしいです。 ユリ役の島津冴子さんのファンクラブ・イベントで、ダーティペアみたいなボイスドラマを上演させていただいたこともありました…

第9地区

その人の立場に自分がなったら? 南アフリカ共和国のヨハネスブルク上空に突如宇宙船が出現しました。 船内に侵入した調査隊が発見したのは、宇宙船の故障により難民となった大量のエイリアンでした。 乗船していたエイリアンたちは「第9地区」に隔離され、…

七人の侍

七人の侍たちが村にやってきたとき、農民たちは扉を固く閉ざし、家に閉じこもってしまいました。 農民たちは侍を信じていなかったのです。 しかし菊千代が「すりこ木棒」をたたくと農民たちは大あわてで「お侍さま~」と家からとび出してきました。 このとき…

生徒と講師の演技共演。その2

目次 アニメ「名探偵コナン」との関連性 オンライン演技レッスン・オンディーヌ 「オンディーヌ」第二幕 第四場。ベルタのウソにハンスがころっとダマされてしまう場面です。 ベルタはウソをついているとわからないように、「あくまでも真実を語っているよう…

宇宙文明と元気玉

あ・・・おねえさん。今日は何を教えてくれるんですか。 ふっふっふ…聞いておどろけ。 カルダシェフ・スケール カルダシェフ・スケールとは ロシアの天文学者、ニコライ・カルダシェフ氏が文明の進歩のレベルを測る指標として提示した「カルダシェフの尺度」…

コロナ禍でのTV報道と、エヴァ

新世紀エヴァンゲリオンで、主人公の父親がたくさんの黒板と会議をしている場面があるけど あれって、いまのテレビ番組の映像と同じだね。 そんな話も交えながらレッスンをしています。 www1.odn.ne.jp

アニメのヒーローとは

映画評論家・町山智浩さんの、ツイッターによる呼びかけを紹介させていただきます。 みんな苦しい時だからこそ、生活保護受給者や外国人を切り捨てようという意見に思わず「いいね」しそうになったら、子どもの頃好きだったマンガの主人公やテレビのヒーロー…

激突!

ある意味、「現代の日本社会を予言していたのでは」という解釈もできちゃう映画です。 自分の前を走っていた大型トレーラーを追いこしたら、執拗(しつよう)に追いかけられてなんども殺されそうになる恐怖映画 監督は「ジョーズ」「E.T. 」で知られる、ステ…

ジュリエットは・・・

シェイクスピアは時代とともに変化した 今回は「ロミオとジュリエット」<1968年>です。 この人以外にジュリエットは考えられません。オリビア・ハッセーです。 バルコニーの場面では――わざと小さい服を着せて――ジュリエットの胸のふくらみを強調する演…

キカイダーを深読みする。

キカイダーは、ふだんはジローという名で人間の姿をしています。 ジローの内部には「良心回路」が埋め込まれています。そのためジローは善悪の判断が出来るのです。 ただ、この良心回路は不完全であるうえに、敵の親玉ギルには、ロボットを意のままに操る“悪…

ガメラとドラゴンボール共通点

最初は、ライバルや敵として登場したキャラが、主人公と信頼関係で結ばれていく物語は、アニメの世界ではよくあります。 「ドラゴンボール」は、まさにそういうお話です。ていうか少年ジャンプ系の作品はそうですね。 それと共通する人間関係を【大人向けの…

深読み

「ロッキー」第一作。 初めてのデートでエイドリアンを部屋に誘ったロッキーは、おもむろに上着を脱いでこう言います。 「暑いなぁ」 冬ですけど…。 このときのロッキーはきっと暑くなかったと思います。 以上、映画の深読みでした。 love&peace 【新入生募…

どですかでんと生きものの記録

目次 生きものの記録 どですかでん シェイクスピアとの共通点 「どですかでん」は黒澤映画の中でも難解だといわれています。 ですが黒澤明の他の映画と比較してみると「もしかして・・・」というものが見えてきます。 それが「生きものの記録」です。 生きも…

ダルトン・トランボ

昨年のブログ「弁証法その2」や「Zガンダムとアインシュタインの生涯」の続きだよ。 ダルトン・トランボは、反戦映画の傑作「ジョニーは戦場へ行った」を執筆した小説家であり映画の脚本家です。 独裁者に勝ったものが独裁者に ナチス・ドイツに勝利したア…

クレヨンしんちゃんは理想?

シティーハンター 駅の伝言板に「XYZ」 だけど伝言板ってなに… アニメや漫画は虚構でありながら、時代の側面を切り取っています。 クレヨンしんちゃんが理想の家族に? 「クレヨンしんちゃん」は、90年代前半からテレビで放送されている人気アニメです…

ブラックコメディ?コブラ効果

『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(スタンリー・キューブリック監督作品)という、ブラックコメディの傑作があります。 アメリカ空軍の爆撃機が誤指令に基づきソ連を核攻撃する ざっくり説明すると ア…

生命は宇宙からやってきた?

宇宙戦艦ヤマトに登場するガミラス人は地球人と兄弟 アニメの空想を科学的に大まじめに解説した本です。 宇宙汎種説【パンスペルミア仮説】 生命は宇宙で発生したとする仮説。これが正しければ、宇宙は同種の生命にあふれ、宇宙人は皆兄弟となる。 地球上で…

シュルツ司令官

アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」 宇宙好きとしては、その背景に登場する様々なシーンも、とても気になる点です。本書は、科学考証を担当した半田利弘氏が天文学や物理学の立場から背景事情も含めて紹介したものです。 どこまでが現実なのか、どこからがア…

ヤマトその2

7月21日の「宇宙戦艦ヤマトと70年代」の続き。 今回は、ガミラスとイスカンダルについて。 ガミラスのネーミング ヒス、ドメル、ゲールといったネーミングと制服のデザインから、ガミラスはナチスドイツが発想のもとになったと容易に想像がつく。 だが、実情…

宇宙戦艦ヤマトと70年代

「時代に反逆する気分」。 脚本家・藤川桂介は「宇宙戦艦ヤマト」にこめた想いをこう語る。 彼はもともとアニメ以前に「ウルトラマン」「ウルトラセブン」などの特撮物を手がけていた。 「ウルトラセブン」の第16話「闇に光る目」では、岩石宇宙人アンノンが…

女性の007に賛成します。

複数のニュースによると、次回作の007は女性が演じるかも、とのことです。 まだ決定したわけじゃないらしいですけどね。 わたしは賛成ですよ。 だって007とは、イギリス諜報部 MI6 のコードナンバー【コードネーム】でしょ。 野球やサッカーで考え…

アフレコでは・・・

大切なのは「いい作品を作ること」 そのために声優は何をするべきか 興味深いエピソードをご紹介します。 アニメと原作・イメージの違い 劇場アニメ「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」(1996年)を原作者のモンキーパンチ先生が監督して、「敵を後ろから刺す」とい…

アニメ作品「歎異抄をひらく」

声優演技研究所が以前お世話になったアニメ監督、大野 和寿さんの作品「歎異抄をひらく」が、5月24日より劇場公開されます。ぜひご覧ください。 歎異抄をひらく(映画公式サイト) https://tannisho.jp/ 歎異抄とは なぜ、善人よりも、悪人が救われるのか。…