ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

スパイの妻

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入院中に病院のテレビで観ました。

南海キャンディーズ山里亮太さんの奥さん、蒼井優さんが〝コスモポリタンの妻〟を熱演されておりました。*1

蒼井優さんて本当に光り輝く女優さんですね。

映画も、ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞したのもうなずけます。すごい映画です。

「スパイの妻」文句なしにお勧めします。

*1:コスモポリタンとは

国籍などにはこだわらないで、全世界を自国と考えている人。世界主義者。

目標

年明け早々、1月4日に再入院しまして、本日退院しました。

入院中は「いつ退院できるのか・・・」と、不安でいっぱいだったのですが

11日に退院できると知らされてからは、心もすっきり穏(おだ)やかに。

「あと何日で・・・」というように、目標が出来ることは大切なんですね。

ヤンキース

噛みタバコをほおばりながら、ニヤリ笑って打者を斬る。
スパーキー・ライルはショート・リリーフ専門の火消し職人ながら、77年大リーグ投手の最高栄誉賞「サイ・ヤング賞」を受賞した。

ヤンキースのけんか野球日記「ロッカールーム」裏表紙の解説より

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この当時のメジャーリーガーは、噛みタバコを〝やる〟のが当たり前でした。

そのせいなのか、今と比べて選手寿命はとても短く、30歳後半で引退するのが当たり前でした。

この当時のヤンキースは大好きだったので、もしも選手たちが嚙みタバコをやらなかったら・・・と、つい考えてしまいます。

だけどそうなると、次世代のスーパースターのデビューにも影響してきちゃうのかなぁ。

この本の著者、スパーキー・ライルも、なかなかメジャーに定着できなかった「苦労人」でしたし・・・。

こうなると、もうSFのタイムパラドックスの世界ですね。

・・・にしても、他チームとではなく、自分のチーム内でケンカ——内輪モメ——ばっかりしていて、最後は世界一になってしまう、

「野球にチームワークなんて必要ない」77年、78年のニューヨーク・ヤンキースは最高でした。

引用
ロッカールーム 講談社

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新文章読本2

文章読本 川端康成

本来国語は頗(すこぶ)る語彙(ごい)に乏しく、それを補って今日の国語を作りあげた外国語の恩恵に対して、私は深く首を垂れる。

が、国語の語彙の乏しさは、また一面、無口、謙譲の国民性の反映である。

雄弁は日本においては、古来諸外国の場合のように、人間の偉大さの条件ではなかった。

歴史上雄弁によって名を残した人も見当たらず、逆に雄弁家は「口舌の徒」としていやしめられていたようである。

日本語もまた、そうした国民性を反映して、簡素の一方余情に向って発展して来たのではあるまいか。

日本語のニュアンスはまたそこにあったようだ。

日本語の従来の長所は説明であるよりも、むしろ象徴であった。

新しい文章は、要するに現代の国語との血戦に出発しよう。

そしていつの時代に於(お)いてもそうであったように、外国語との結びつきに微妙な危険をはらむことであろう。

しかしながら、危険ありとみて遠ざかれば、新文章はついに生まれることはあるまい。

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なるほどなあ・・・。日本人も時代によって変わってきてるんですね。

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考えてみれば「ドカベン」の主人公・山田太郎君は〝不言実行型〟で寡黙な男ですからね。

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わたしは、上手に説明してくれる、頭脳明晰な人に憧れますが、知らず知らず、日本も変って来てるんですね。

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眼で文字を読まないでも、耳で聞いただけで意味の分る文章、

または一音も柔げずにローマ字にそのまま書き移すことのできる文章・・・

くりかえしていえば、私はそこに新文章の夢を描くのである。

本稿の趣旨もまた、堂々たる文章の学究的論文にあるのではなく、一作家の文章私感である。

たとえこの稿に百千の誤謬、欠点あるも、若し一つ読者の文章修業に益することあれば、私は以てよしとする。

処女作の文章は可能性を持つからであろうか。こみあげる何かを、切なくうたいあげているからであろうか。

その意味からも、私は児童の綴方(つづりかた)も好んで読む。

稚(いとけな)い文章であろうとも、そこには文章のうぶな魂が生きている。

文章の秘密は、技巧よりも情熱、姿よりも心といえるのであろう。

単に文章のみならず、多くの作家はその生涯、処女作以外の傑作を書き得ないようである。

処女作が頂点で、あとはそのバリエーションである場合が実に多い。

いずれにもせよ、生きて流れる文章は、昨日から明日につづくようで、多くの作家はその一時期に己の名を刻むのである。

誰が誰をつぎ、誰から誰に空白時代をとびこすか。

文章の歴史のそうした謎の解決は、私は読者にまかせるべきであると信じる。

引用
文章読本 新潮文庫

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生徒と猫

生徒の「徒」とは、「いたずらに」という意味でした。

{副}むなしく。むだに。「——時間をついやす」

——学研 国語辞典より——

そうか。生徒ってそういう意味だったのか。

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またひとつ勉強になりました。

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飼い猫も、徒(いたずら)に時間をつぶしているように思う・・・。

参考文献
文章読本 新潮文庫

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www1.odn.ne.jp

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Jupiter 平原綾香

ホルストの惑星は、「火星」「金星」「木星」と、

f:id:seiyukenkyujo:20190913102622g:plainたんたんタヌキの金玉は~f:id:seiyukenkyujo:20190913102625g:plainのメロディを、これでもかとばかり、やたらと何度も繰りかえす「天王星」が大好きなんだけど、


www.youtube.com

平原綾香】「Jupiter」「木星」は、メッチャいいね。

f:id:seiyukenkyujo:20190913102622g:plain夢を失うよりも悲しいことは、自分を信じてあげられないこと。

愛を学ぶために、孤独があるなら

意味のないことなど、起こりはしない。f:id:seiyukenkyujo:20190913102607g:plain

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そうやって考えてみると

末期ガンになってからの自分は

以前にくらべて、自分をじっくり見つめられるようになったなぁ、なんか変わったなぁ・・・なんて感じるよ。

いや、これ、強(つよ)がりとかじゃなくってね。

f:id:seiyukenkyujo:20190913102622g:plainわたしを呼んだなら、どこへでも行くわ。

あなたのその涙、わたしのものに。

今は自分を抱きしめて。命のぬくもり感じて。

私たちは誰もひとりじゃない。

ありのままでずっと愛されてるf:id:seiyukenkyujo:20190913102607g:plain

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たんたんタヌキの金玉の「天王星

1分26秒からのf:id:seiyukenkyujo:20190913102453g:plainメロディ聴いてみf:id:seiyukenkyujo:20190913102622g:plain


www.youtube.com

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東京新聞のコラム「筆洗」いいね💛

世の中いろいろあるけれど、だからこそ、のん気で平和でお気楽に生きたいなぁ… というブログです。

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世界で誰もが笑えるジョークなんてたぶん見つからぬ。文化や考え方も異なる人をおしなべて大笑いさせるのは困難で、▼一番笑えるジョークはないが、人を確実に笑わせる世界共通の方法はある。いまさらながらも、それはやっぱり優しさや親切なのだろう▼

元旦の東京新聞「筆洗」より

やっぱ新聞は、読んだほうがいいと私は思います。