今夜、皆既月食と天王星食が同時に見られます。
皆既月食とは、月は真っ暗にはならず、赤黒く変色した満月が見られる天体現象。
天王星食は月食の最中に天王星が月を出入りする様子が見られるもので、国立天文台によりますと、日本で皆既食中に、天王星食のような惑星食が見られるのは、戦国武将の織田信長が活躍した安土桃山時代の1580年7月以来、じつに442年ぶりです。
次に日本で見られるのは322年後と予想され、きわめて珍しい天体ショーとしても注目されています。
天王星は肉眼で見えるギリギリの明るさですが、皆既月食の間は月が暗く見えるため、望遠鏡などを使えばよく観察できるということです。