知ることが勝利につながる!
高校野球は大好きです。
高校野球の強豪と呼ばれる名門チームの試合中に、選手が自分の守備範囲の土をていねいに手や足でならしているのを見たことがあります。
彼らはつまり「エラー(ミス)の原因を減らしている」んです。
どういうことかというと、ランナーが出ると、スパイクの歯によってグラウンドが荒れて、土がデコボコになるんです。
そこに打球が飛ぶと、ゴロのバウンドが不規則になって、エラー(ミス)に結びつきやすくなってしまうんですね。
だからこそ選手たちはデコボコになった土をきれいに平らにならしていたんです。
ミスが減れば勝利に結びつく可能性も高くなります。なんでその学校が強豪なのかの数ある理由のひとつでもあると思います。
どうすればミスは減るのか。いま自分にできることはあるのか。
それを知り、実践していくことは演技にも必要ですね。
高校野球の名門、常総学院の木内幸男さんは「三塁より一塁のほうがイレギュラー(不規則な)バウンドが出やすい」といっていた。
それは一塁ランナーは一・二塁間を結ぶ線上でリードを取るが、三塁ランナーはファウルグラウンドでリードしていることと関係していると思うぞ。そう考えると二塁ランナーはショートの前だ。
うまい人は何かを知っている。それは野球だけじゃないだろうな。