図書館とマンガ
新宿区の図書館に行ってみたら、
ハニー、しずかちゃん、和登さんのはだかもばっちりです。
ますます図書館が好きになりました。
目くじら立てるほどのことでもあるまいに・・・。
杉並中央図書館の正面玄関前に裸婦像があるんだが、保母さんに引率された保育園児たちがその前を通りかかって、5歳ぐらいの男の子が口をあんぐり開けて裸婦像に見入っていたことがあったぞ。おもしろかった 可愛かったな。
サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」には、図書館じゃなくて博物館だが、こんな記述があるぞ。
この博物館の模様なら、手にとるようにわかってる。ミス・エイグルティンガーという先生がいて、この人がほとんど土曜日ごとに僕たちを引っ張って行ったんだ。
大きなガラスのケースがあって、女のインディアンが毛布を織ったりしてるんだ。毛布を織ってる女は少し前かがみになってるもんだから、オッパイやなんかが見えるんだな。
僕たちはみんな、こっそりそいつを盗み見しながら通ったもんだ。女の子までもね。
だって、女の子といったって、まだほんの子供で、オッパイは僕たちとあんまり変わらないんだもの。
この博物館で、一番よかったのは、すべての物がいつも同じとこに置いてあったことだ。誰も位置を動かさないんだよ。
かりに十万回行ったとしても、胸をはだけたインディアンの女も、相変わらず、あの毛布を織りつづけてるだろう。
何一つ変わらないんだ。変わるのはただこっちのほうさ。
以上、図書館のススメでした。
ダビデ像とパンツと懲(こ)りない2人
シウさんのマンガを読んでて思い出したんですが、
2012年に島根県の公園に設置されたダビデ像のレプリカに「下着をはかせて」「目のやり場に困る」と一部の住民から苦情が出たニュースがあったんです。
そこでAmazonや楽天でふつうに売っていて誰でも買えるパンツの画像を、ネットで集めてはかせてみました。
なんか余計に目のやり場に困る気が・・・。特にラストのダビデ像なんて腰をくねらせて踊ってるようにも見えますね。因(ちな)みにこのパンツ画像は、あくまでもふつうの通販サイトからひろった画像です。
ちょっと ウンチク
巨大な大理石から彫り出されたこの像は、ダビデが巨人ゴリアテ (ゴライアテ) との戦いに臨み、岩石を投げつけようと狙いを定めている場面を表現している。
天敵襲来!絶滅を回避せよ
「わけあって絶滅しました。」を読んでみると、スティーブンイワサザイさんだけでなく、
天敵が登場すると、残念ながら生物は絶滅してしまうことが少なくないようです。
そんななか、「工夫」で生きのびた生物がいました。モリアオガエルさんです。
伊豆温泉六月 川端康成
7 六月の蛙
伊豆七不思議の第一に数えてもいいのは、天城山中の八丁ヶ池の蛙(かえる)——木の上に登り、巣を作って卵を産む。
波多野承五郎氏によれば、——
「この池の蛙は毎年六月頃になると、池畔の樹の上に登り、自分の体から分泌する粘液で若葉を綴じ合せ、その中に雨水が溜るように附着せしめ、それに産卵してお玉杓子(おたまじゃくし)を孵化させるのだ。
なぜこの池にこんな蛙がいるのかというと、八丁ヶ池には井守(イモリ)が多いから、池の中で産卵すると皆食われてしまう。
そこで蛙にこういう習慣が出来て、種族を存続するようにしたということだ。
そして毎年六月初旬ごろになると、池の周囲の樹木に巣が沢山出来て、それを遠くから望むと、一面に雪が降ったように見えるということだ。」
蛙研究の権威、東大の岡田弥一郎氏に波多野氏が鑑定して貰うと、「もりあおがえる」といって世界的に珍しく、こういう蛙は世界に僅か八種しか知られていないそうである。
引用
「伊豆温泉六月」+「伊豆天城」より
モリアオガエルが、木の上に産卵するのは知っていましたが、なぜそうするのか、は知りませんでした。モリアオガエルすごい工夫するのって大事だね。それでは、また。
と、終わりにしたかったのですが…
ウィキペディアによると、イモリは、幼生が泡巣から落下する時に、その真下で待ちかまえていて、落ちてくるモリアオガエルの幼生をぱくぱく食べるそうです。
・・・そう来ましたか。
こうなると、どうまとめていいか判らなくなったので「自然って過酷だね」と、テキトーにお茶を濁(にご)して終わりにします。イモリさんも生きるのに必死だし、モリアオガエルさんも絶滅危惧種で大変です。世界に平和を生き物たちに明るい未来をまたね、バハハーイ *1
なんか、すっごくいい加減・・・なにこの日記。
引用
わけあって絶滅しました。 ダイヤモンド社
伊豆の旅 中公文庫
ゴッドファーザーとアル・カポネ
暗黒街の帝王アル・カポネの言葉
「公共への奉仕こそ、わが信条」「祖国を健全、安全、高潔に」。
慈善活動家の発言ではない。暗黒街の帝王、アル・カポネが残したと伝えられる言葉である
▼米国の禁酒法につけ込んで密造酒などで大もうけしたのは有名だ。
何のつもりで慈善家風の言葉を口にしていたのかは知らないが、「公共への奉仕者」の仮面には、犯罪者の印象を薄め、罪悪感をごまかしたりする効果があったかもしれない
中日新聞コラム「中日春秋」より
これを読んで「ゴッドファーザー」のラストを思い出しました。
カソリック教会・洗礼式で、パイプオルガンの音楽が流れるなか、マイケルが「悪魔をしりぞけます」といった返事をする姿と、マイケルの手下によってたくさんの男たちが殺されるシーンが交互に描かれる・・・
口ではきれいごとを言いながら、その実態は・・・という、あの有名なラストシーンです。
あくまで推測ですが、ゴッドファーザーのラストは、アル・カポネの言葉を下敷きにしているんじゃないかとわたしには思われました。
偽りの言葉と真実の姿・・・
小説「ゴッドファーザー」には、残念ながら、そのラスト部分の描写はありません。
ですので、ラストの前の重要な部分を引用させていただきます。
ゴッドファーザー
——兄に向かって、コニーが金切り声を、呪詛(じゅそ)と非難を浴びせだした。
「卑劣なろくでなし!」コニーは金切り声で叫んだ。
「主人を殺したのね。あんたはお父さんが死んで誰も邪魔できなくなるまで待って、そして殺したんだわ。
あんたが殺したのよ。
あんたはソニーのことで彼を非難していた、いつもそうだった。みんなそうだったんだわ。
あんたは私のことなんて一度も考えちゃくれなかった。私なんかどうなろうとかまやしなかったのよ。
これから私はどうしたらいいの、どうしたらいいのよ?」
彼女は泣きわめいていた。
マイケルの護衛が二人、彼女の後ろにまわり、彼からの命令を待ち受けていた。
しかしマイケルは、ただその場に平然として立ち、妹の興奮がおさまるのを待っていた。
ケイがショックを受けた声で言った。「コニー、あなた気が動転してるのよ、そんなことを言ってはいけないわ」
「彼女を家にかえして、医者を呼んでやってくれ」とマイケルは言った。すぐに二人の護衛はコニーの腕をつかみ、家の外へ彼女を引っ張っていった。
ケイはまだショックから覚めきっていなかった。彼女は夫に言った。
「どうしてあの人はあんなことを言ったの、マイケル、何が彼女をあんなふうに信じ込ませたの?」
マイケルは肩をすくめてみせた。「ちょっとヒステリーを起しただけのことさ」
ケイは彼の目をのぞき込んだ。「マイケル、あれは本当じゃないわね、お願い、本当じゃないと言って」
マイケルはうんざりしたように首を振った。「もちろん、本当じゃないさ。ぼくを信じるんだ。あれは絶対に本当じゃない」
マイケルの口調はかつてないほど強いものだった。彼はケイの目をまっすぐに見つめた。彼女に自分を信じさせるため、二人が結婚生活の中で築いてきた相互信頼のすべてを駆使しているのだった。
そして、これ以上ケイは疑えなかった。悲しげに微笑みかけると、彼女はキスを求めて彼の腕の中へ入っていった。
「わたしたち、飲み物がいるわね」
彼女はそう言って、氷を取りにキッチンへ入っていったが、その時、玄関のドアが開くのを耳にした。彼女はキッチンから出ていき、クレメンツァ、ネリ、それにロッコ・ランポーネが護衛を連れて入ってくるのを見た。
マイケルは彼女に背を向けており、ケイは彼の横顔が見える位置に身体をずらせた。彼女の夫に向かい、クレメンツァが改まった挨拶と共に話しかけた。
「ドン・マイケル」 そうクレメンツァは言った。
ケイは、彼らの臣従の礼を受けているマイケルを見守っていた。
彼はローマの彫像——神から授かった権力によって、臣下に対し絶対の機能をほしいままにしたあの古代ローマ帝国の彫像を、彼女に思い起こさせた。
片手を腰にあてがい、その横顔は冷たく尊大な力強さにあふれ、後方にわずかにずらした片足に全身の重みをかけて、ゆったりと、傲然とくつろいでいた。幹部たちは彼の前に控えている。
その瞬間、ケイは、コニーの先ほどの言葉がすべて真実であることを悟った。
彼女はキッチンにもどり、静かに涙を流した。
因(ちな)みに小説版のラストには、このようなやりとりが描かれています。
ケイはハーゲンに食ってかかった。
「彼は自分の妹の夫を殺したんだっていうこと。わかって?」
彼女はちょっと言葉を途切らせた。
「そしてわたしに嘘をついたんだわ」
二人は長いこと黙って歩き続けた。やっとハーゲンが言った。
「そういうことがみんな本当だと、実際に知る手段は何もないんだよ。しかし、ただ議論のために、本当だと仮定してみよう。
本当だというんじゃないよ、いいね。
さて、ぼくが彼のやったことを弁護したらどうなる?つまり何かもっともらしい弁明を見つけたら?」
ケイは軽蔑したように彼を見つめた。「それは、あなたの弁護士としての側面をわたしが初めて目にするってことよ、トム。でもそれはあなたの最上の面ではないわ」
ハーゲンはにやりとした。
「オーケー、まあ最後までお聞きよ。もしカルロがソニーを罠にはめ、彼を殺させたんだとしたらどうする?
あの時カルロがコニーを殴ったのは、ソニーを戸外におびき出すための慎重な策略であったなら、つまり、相手は彼がジョーンズビーチ・コーズウェイを通るだろうと知っていたとしたらどうなるだろう?
ソニーを殺す手助けをするために、カルロが金を支払われていたなら?
もしそうだったらどうなるね?」
ケイは答えなかった。ハーゲンは言葉をついだ。
「そして、もしドンが、あの偉大な人が、自分がせねばならないこと——自分の娘の夫を殺して、自分の息子の死に復讐することがどうしてもできなかったとしたら?
結局、それは彼の手に負えなくて、マイケルならその重荷を自分の肩から除き、その罪を甘受してくれるだろうと知って、それでマイケルを自分の後継者にしたのならば?」
「みんなすんだことだったのに」目に涙を湧き上がらせながら、ケイは言った。
「みんな幸せだったのよ。なぜカルロは許してもらえなかったの?なぜ何もかもそのままにして、そしてみんな忘れてしまえなかったの?」
ハーゲンは草の上に坐り込み、ため息をついた。
「普通の社会だったら、そうできたんだよ」
ケイは言った。「彼はもう、わたしが結婚した時のような人間じゃないわ」
ハーゲンは短い笑いを上げた。
「もし彼がそのままだったら、今ごろは死んでいるさ。君は今ごろ未亡人になってることだろう」
ハーゲンは続けて言った。
「もう少し率直な話をしてあげよう。ドンがなくなった後、マイクを殺すための罠が用意されたんだよ。
誰がそれを仕組んだかわかるかい?テッシオだ。そこでテッシオは殺されねばならなかった。カルロも殺されねばならなかった。裏切りは許すことができないからだ。
マイケルは彼らを許すことができたかもしれない。しかし、一度裏切った者は、その弱さゆえに、再び危険な裏切りを犯す恐れがあるのだ。
マイケルは本当にテッシオが好きだった。彼は妹を愛しているんだよ。
しかし、もしテッシオやカルロを勝手にさせたならば、彼は君や子どもたちや家族全員、ぼくやぼくの家族に対する義務を怠ることになっただろう。
彼らはわれわれ全部にとって、われわれすべての生活にとって、危険なものになっていたかもしれないのだからね」
頬に涙を伝わせながら、ケイはこれを聞いていたのだった。
それでは、またね。
木炭車と拳銃と歴史は繰り返す…
小説には当時の人びとの暮らしや風景がタイムカプセルのように封印されていたりします。
学校の教科書には書かれてない歴史ですね。
舞姫 川端康成
タクシイがいやな音を立ててとまると、うしろから煙をふき出した。
炭の俵とまきの袋とを、うしろにつけた車だ。ゆがんだ古バケツもぶらさげている。
「いやですわ、この車・・・。悪いことがあるわ。こわいわ。」
「ひどい煙を出してますね。」
と、竹原もうしろの窓を見て、
「かまのふたをあけて、火をおこすらしい。」
「地獄の車ですわ。おりて歩いてはいけませんの?」
「とにかく出ましょうか。」
竹原はあけにくいとびらをあけた。
皇居前の広場へ渡る、堀の上であった。
運転手は長い古鉄の棒を、かまの腹につっこんで、がちゃがちゃまわしていた。火を煽(あお)ぐものだろう。
向うの堀の突き当りの正面、マッカアサア司令部の屋上に、つい今までアメリカの国旗と国際連合の旗とが、あったと思うのに、なくなっていた。ちょうど旗をしまう時間なのだろう。
そして、司令部の上の東の空は、夕やけがなくて、薄雲が高く散っていた。
波子は広場の遠くを見た。
「うちの高男や品子も、戦争中、小さい中学生女学生で、ここへ、土運びや草取りに、学校から通ったんですよ。宮城前へ行くというと、矢木は子供たちに、体を冷水で清めさせましたわ。」
「あのころの矢木さんなら、そうでしょうね。その宮城も今は、宮城と言わないで、皇居というようですね。」
皇居の上の夕やけは、おおかた晴れて、灰色がひろがり、かえって逆の東の空に、昼の明りが残っていた。
戦後の日本は木炭車が走っていたんですね。
有吉佐和子の「非色(ひしょく)」にも木炭車が出てきます。
私は軽やかに手をあげてタクシーを止め、新宿へ行くように命じた。女王さまと王女さまを乗せた木炭車は、東京中で一番早く復興した街へ向って踊りながら走り出した。
ウィキペディアによると
木炭自動車(もくたんじどうしゃ)とは、木炭をエネルギー源として走る自動車である。
日本では燃料用の原油が不足した第二次世界大戦前後の1930年代末期から1940年代後期にかけ、民間の燃料消費を抑え、軍用の燃料を確保するため使用された。
1951年5月に運輸省が「ガソリン事情の好転」「森林資源の保護」の2点を挙げ、木炭自動車の廃止にむけて動き出す事を発表した後は急速に姿を消した。
とあります。
「舞姫」は昭和25年12月から、昭和26年3月にかけて朝日新聞に連載された小説です。小説が書かれた昭和26年(1951年)ごろを境に、木炭車は姿を消していったんですね。
また、マッカーサー司令部や皇居の名称など、いろいろ興味深いです。
「地獄の車ですわ。」
というセリフがおもしろくて気に入ってます。当時は、地獄の車<木炭車>が走っていたのか、と想像すると楽しいです。
さらに・・・川端康成 舞姫より
高男はピストルをねらう、手つきをした。
「これでいきますよ。」
「高男、お前、ピストルなんか持ってるのか。」
「持ってやしないけど、そんなもの、友だちに、いつだって借りられますよ。」
息子はこともなげに答えて、父を冷やっとさせた。
マジ
この親子は、ふつうの家庭の一般市民という設定です。
ホントに一般市民が銃を手に入れられたのかな、と思って調べたところ、戦時中の軍用拳銃が一般住宅の蔵の中から相次いで発見されている、という新聞記事を見つけました。
2020年8月14日の読売新聞・福島県版の記事によると、福島県内では今年(2020年)6月末時点で、拳銃4丁、実弾53発が押収されたそうです。
こうした形で発見される拳銃の多くは、当時は所持が合法だった旧日本軍で使用されていた拳銃で、2015年には拳銃6丁、実弾168発が発見されるなど、毎年のように一般住宅から押収されているそうです。
21世紀の現代でもそうなのですから、小説の描写もあながちウソとは言えませんね。
福島県・会津若松・喜多方は、古くからの蔵が多いんだそうです。
長いこと蔵の奥に眠っていた拳銃が、蔵カフェの開業に伴い発見されているのかも知れませんね。
引用
その女、ジルバ 小学館
「風媒花」(武田泰淳)には、こんな記述がありました。
「峯の奴が拳銃をほしがってやがったな」
中井は皮囊の蓋(ふた)をあけにかかる。
「拳銃なんか何だい。いくらでもこうやって手に入るのになあ。あいつ、まぬけな奴・・・」
「風媒花」は昭和27年(1952年)の作品です。
異説 田中河内介 池田彌三郎
大正の初年、例のスペイン風邪の流行した年の事で、もちろん関東の大震災以前、世の中の景気もよくって、すこぶるのん気だった頃の話だ。
大正元年は1912年です。
1929年には世界大恐慌
それにより日本経済は、生糸の輸出が急激に落ち込み、株が暴落。都市部では多くの会社が倒産し就職できない者や失業者があふれ、農村では娘を売る身売りや欠食児童が急増しました。
そして
1937年(昭和12年)には日中戦争が始まり、1941年(昭和16年)12月に太平洋戦争に拡大しました。
のん気で景気も良かった大正元年から30年もしないうちに・・・と思うと、いろいろ考えさせられますね。1991年にバブルがはじけてから現在のコロナに苦しむ私たちもそうかな、なんて・・・。
以上、小説から学ぶ歴史でした。
なんとなく不思議なこと
東海道 川端康成
一万年前というのも、百万年前というのも、大して変りがないようにしか、感じられない。
「人間は、いったい、どのくらいの年数を、実感として、心に持てるものだろうか。」
人の寿命が、その土台となるにちがいない。
また、人それぞれ、日常の思考の習わしにも、基づくだろう。
国文学者の植田には、千五百年から五六千年くらいが、やっとかもしれぬ。
なんとなくわかるような気がする・・・。
「ゴジラ」(1954年)の有名な「間違いエピソード」を紹介します。
作中で、ゴジラという生物は、200万年前のジュラ紀に生息していた海棲爬虫類と陸上獣類の中間生態を持つ生物であることが、山根博士により語られます
が、
ジュラ紀は、現在から約1億9,960万年前にはじまり、約1億4550万年前まで続く恐竜の時代です。
1億9,960万年前というと、だいたい2億年。200万年とはだいぶ違いますね。
そうかなあ・・・正直あんまり実感わかないし・・・どっちでもいいような気もする。
でしたら、おなじ数字を別のものに置き換えてみましょう。
2億円の宝くじに当たったのに、200万円しかもらえなかったとしたら・・・。
ざけんな、コラてめえ
あしたの空気、吸いたくないんか
と、激怒するかもしれません。数字はおなじなのに不思議ですね。それでは、また。
引用
天授の子 新潮文庫
役を演じるヒント
役の人物の気持ちが今ひとつ自分に理解できない場合は、年数をお金にかえたように、「自分が共感できるもの」にしてみることで、役の気持ちが理解でき、役に入りこみやすくなりますよ。