演技の解釈と表現方法
演技の解釈は、大きく分けると2つあります。
赤いものを、そのまま赤く解釈して表現する方法と
赤いものを、オレンジ色で表現してもいいよ、という方法です。
目安としては、「赤いものを赤く」は、外国映画の吹き替えなどで。
「赤いものをオレンジ色で」は、アニメなどの演技の表現で用いられていることが多いです。(あくまで目安です)
この考えかたを唱えたのは、誰もが知っている超有名なベテラン声優です。ただ、ご本人に迷惑をかけてしまうといけませんので名前は伏せさせていただきます。
この考えかたは、わたしも大賛成です。
ただ、皆様もご察しの通り簡単ではありませんね。
赤いものをオレンジで
演じている本人は、あくまでもオレンジで表現しているつもりでも、ついついやりすぎてしまい、結果的にまったくちがう青や緑の演技になってしまうケースがあります。
赤いものを赤く
こんなハズじゃなかったのに…
あくまでも元のまま忠実に無難に…と思うがあまり、赤い演技とはほど遠い、なんの面白味もない無味乾燥な、真っ白な表現になってしまうケースもあります。
そうならないためにも日々の練習は大切ですね。
そんなことを話しながら、本日は「オンディーヌ」第二幕、第四場と第六場、ハンスとベルタの場面と、第十二場のオンディーヌとベルタの大ゲンカの場面をやりました。
みんなとても熱心に練習してくれました。うれしかったです。また来週もよろしくね。
Voice actor laboratory 声優演技研究所