わたしの恐怖体験【実話です】
わたしは幽霊は信じてません。
——とは言うものの
30年くらい前、当時のわたしが住んでいたアパートで起きた恐怖体験についてお話しします。
ある夜のこと、コンビニに買い物に行こうと、アパートの外にある道路に向かって自転車を〝後ろ向きに〟押していました。
なぜ後ろ向きかというと、
当時のわたしはアパートのいちばん奥の部屋に住んでいて、自転車は自分の部屋のすぐ外に置いてあったのですが、アパートの通路がとても狭いため、後ろ向きのままじゃないと自転車を道路に出せなかったのです。
——で、後ろ向きのまま自転車をアパートの出口まで押してきて、何気(なにげ)なく後ろをふりかえったところ・・・
暗がりに 若い女の人が 立っていた のです。
わああああああああ
でたでたでたぁ
幽霊
じゃありませんでした。
その女の人は、わたしの隣の部屋の住人で、アパートに帰ってきたところ、わたしが自転車を出そうとしてるので、邪魔しないように、すみっこに立って待っててくれていたんです。
幽霊ではありませんでしたが、
すっごく怖かったのは事実です。
以上、わたしの恐怖体験でした。
追記・・・
その女の人は美人でした。
暗がりに黙って立っている美人はメッチャ怖かったです。