役割語(やくわりご)
【役割語(やくわりご)という概念】
「そうじゃ。わしが博士じゃ」としゃべる博士。
「ごめん遊ばせ、よろしくってよ」と言うお嬢様に会った事があるでしょうか。
アニメなどではよく見かけますが、イザ自分の周りを見渡してみると、このような人は思い当たりませんよね。
現実には存在しなくても、いかにもそれらしく感じてしまう日本語が「役割語(やくわりご)」です。金水敏氏が提唱しました。
金水 敏のホームページ
この、役割語を使う人物。アニメなどのフィクションの世界にはとても多いです。と言うより、「役割語なくしてアニメ世界のキャラクター像は成立しない」といっても過言ではないでしょう。
金水敏氏のサイトには、役割語についてのさまざまな事例が掲載されています。
そのなかでもおススメなのは『風の谷のナウシカ』と役割語について書かれたブログです。
なかなか読みごたえがあって面白いですよ。
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役割語とは、テクニックや知識に分類されます。
テクニックや知識とは、実力のある人が持つからこそ、始めて生きてくるものなのだと思います。
実力のある人がテクニックを身につければ、演技力を飛躍的に向上させることは可能だと思います。
日々の練習は大切ですね。
役割語などのテクニックを生かすためにもレッスン頑張りましょう!
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演技がうまくなるためには、上手な人の演技を見て「盗む」ことが大切です。
そんなこともありまして、プロの声優やら俳優が出演した映画やテレビドラマを生徒たちに見せていたんですが
最近になって、「ここは、このような場面だから、こうした演技になったんだよ」といった『解説』も行うようにしたんです。
そうしたら、明らかに生徒たちの演技の伸びが以前とは変わってきました。
ていねいに説明することは大切なんですね。
また来週も頑張りましょう。