ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

現実とフィクションの見分け方

ウタ・ハーゲン、メソッド演技

今の時代、ヘタな演技のせいで、古典劇は絶滅寸前です。

女官といったら、どうして皆、バレリーナみたいに動くのか。槍兵といったら、なぜ段ボールみたいに角ばった姿勢で立つのか。王や女王は、なぜ誰もが下手なオペラ歌手のように抑揚をつけてしゃべるのか。

リアルな人物の姿は、劇のどこをさがしてもいない。型にはまった演技に隠れ、失われているのです。

王様は尊大で、宮廷に仕える人は上品で、道化師はコミカルで、槍兵は直立不動。こんなありきたりのイメージや、他の俳優の演技を参考にしても、人物のリアリティはつかめません。


その逆にも要注意。いわゆる「現実的」な俳優がいうところの「リアリティ」です。


明日のレッスンでは、「ウタ・ハーゲン メソッド演技」にくわえて話題のベストセラー本「陰謀の日本中世史」呉座勇一著。さらには「カムイ伝」も交えて、【演技とはなんぞや?現実とフィクションの見分け方を学ぼう】みたいなことをお話しようと思ってます。

詳しい内容は、明日以降のブログやHPに発表させていただきますので、どうぞご期待ください。

参考文献
“役を生きる”演技レッスン フィルムアート社



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