現実とフィクションの見分け方
ウタ・ハーゲン、メソッド演技
今の時代、ヘタな演技のせいで、古典劇は絶滅寸前です。
女官といったら、どうして皆、バレリーナみたいに動くのか。槍兵といったら、なぜ段ボールみたいに角ばった姿勢で立つのか。王や女王は、なぜ誰もが下手なオペラ歌手のように抑揚をつけてしゃべるのか。
リアルな人物の姿は、劇のどこをさがしてもいない。型にはまった演技に隠れ、失われているのです。
王様は尊大で、宮廷に仕える人は上品で、道化師はコミカルで、槍兵は直立不動。こんなありきたりのイメージや、他の俳優の演技を参考にしても、人物のリアリティはつかめません。
その逆にも要注意。いわゆる「現実的」な俳優がいうところの「リアリティ」です。
明日のレッスンでは、「ウタ・ハーゲン メソッド演技」にくわえて話題のベストセラー本「陰謀の日本中世史」呉座勇一著。さらには「カムイ伝」も交えて、【演技とはなんぞや?現実とフィクションの見分け方を学ぼう】みたいなことをお話しようと思ってます。
詳しい内容は、明日以降のブログやHPに発表させていただきますので、どうぞご期待ください。
参考文献
“役を生きる”演技レッスン フィルムアート社
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Voice actor laboratory 声優演技研究所