ワークショップ 声優演技研究所 diary

「なんで演技のレッスンをしてるんですか?」 見学者からの質問です。 かわいい声を練習するのが声優のワークショップと思っていたのかな。実技も知識もどっちも大切!いろんなことを知って演技に役立てましょう。話のネタ・雑学にも。💛

ひとりインタビュー

芥川賞受賞作家、辻仁成さんの言葉を紹介させていただきます。

ひとりインタビュー

あのころ負けそうになるとよく自分にハッパかけたな。今がいちばんつらいときだ、とかむりやりいいきかせてさ。

これ以上苦しくなることはない、なんて納得させるんだから。だから今までもっているのかもしれないね。だましだまし今日まで来てしまったという感じ。

ときにはひとりインタビューなんてのをやった。

これは高校のころに開発したユニークな方法だけど。煮つまったらあかりを消してさ、架空のインタビューを受けるんだね。

司会者とか勝手に想像するんだ。ニュースステーションの久米さんとか、ニュースジャパンの安藤優子さんとかにいろいろ質問していただく。

苦しかったこととか、楽しかったこととかをね。

答えているうちに不思議と楽になるよ。


ひとりインタビューで思い浮かぶのは、ミスタープロ野球長嶋茂雄さんですね。

ふつうの選手は、明日の試合のことをあれこれ考えると不安になって眠れなくなり、いい結果が出せなかったりします。

だけど長嶋さんは「自分は必ず活躍できる」と楽観的に考えて、寝床でヒーローインタビューの受け答えを考えていたそうです。

そうすると安心してぐっすり眠れて本当に試合で大活躍したんだって。すごいですね。

参考文献
何のために勉強するのか?10代の哲学 ポプラ社


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