
「正義と正義のぶつかり合い」の構図。
役の演じ分け 何を演じても同じになってしまう人へ
俳優として、あなたはどちら側の意見にでも同意できるようになりましょう。一方の意見にしか同意できないのであれば、あなたは自分自身にしかなれない人です。【ステラ・アドラー】

アメリカ合衆国憲法修正第二条

ひらたくいうと「大統領がヒトラーのような独裁者になるのを防止するには、国民が銃を持つことは必要だ」という憲法です。

ふたりの主人公を登場させます。
ひとりは、「銃は必要ない」という完全な平和主義者。
もうひとりは、「独裁者が生まれたら、どうするんだ!」という立場。

そこへ本当に独裁者が出現して・・・ふたりの運命は?

実をいうと、この手の物語は山ほどあります。
それでは、わたしの意見を申し上げます。

「独裁者の防止」というメリットがあるのを知ったうえで、それでも銃には反対します。

だけど合衆国憲法の理念を知ることで、銃に賛成している人の気持も理解できます。

それが善と悪ではなく、どちらも正義という役の演じ分けにつながるんだと思います。

「ガリレイの生涯」でガリレオを演じたチャールズ・ロートンは、「人びとはあるがままの自分たちを知りません。ですが、私なら人びとにそれをお見せできる」と述べました。

それをめざすのが、俳優道・声優道なのかもしれませんね。

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