ハッピーバースデー
今日「2月20日」は、国民的大スター長嶋茂雄さんのお誕生日です。
元プロ野球選手の篠塚さんが、まだ巨人軍の若手だったころ…
お風呂場で当時の監督だった長嶋さんから打撃の指導をうけたそうです。
「チンコが太ももに当たって『パチーン』って音が出たらいいスイングだ」
正しいと思います。
篠塚選手は球界を代表するバッターになり首位打者を2回獲得しました。
他には、敵チーム阪神タイガースの主砲だった掛布選手に、こうアドバイスしました。
「来た球を打て」
――あたりまえです。
しかしこの一言で掛布選手は見事にスランプを脱出したそうです。
天才だって努力をする
天才は努力をしなくていい、というわけではないと思います。
長嶋さん自身は立大時代に受けた闇夜の千本ノックの猛特訓*1が有名ですし、篠塚も掛布もバッティングに悩んだからこそ長嶋監督にアドバイスを求めたんだと思います。
長嶋語を解釈する
チポコの話は、「腰の回転、腰のキレを鋭(するど)く」だと思いますし、来た球を打ては、「悩んだらよけい打てなくなる、雑念をすてろ」と解釈できます。
ですが、天才ではない選手には、この説明だけでは不十分なんだと思うのです。
その対極にあるのが、先ごろお亡くなりになられた野村克也さんです。
野村さんはその監督時代、他球団をクビになった選手を次々に一人前に育てあげ「野村再生工場」と呼ばれました。
その方法とは、感覚だけで野球をやって行き詰まった選手に、理論を丁寧におしえて壁を乗り越えさせたんです。
天才型と理論型の違いは努力をするかしないか、ではなく努力の方向性・方法なんでしょうね。
漠然(ばくぜん)としたアドバイスでもなんとかなるのが天才型で、そうじゃない選手は突き詰めて考えることが成長につながるんだと思いますよ。
演技も同じだと思います。自分に合った練習方法を見つけて壁を乗り越えよう。