AI vs.教科書が読めない子どもたち
計算機であるAIは「意味」を
理解できない
東大合格を目指した「東ロボくん」プロジェクトの担当者、新井紀子さんの指摘ですから重みを感じますね。
毎日新聞のコラム「余録」より抜粋させていただきます。
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将棋や囲碁の対局でプロを打ち負かしているAI(人工知能)。東大合格を目指した「東ロボくん」のプロジェクトも関心を呼んだ。
だが、そのプロジェクトを担当した数学者、新井紀子(あらい・のりこ)さんの著書「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」を読むと目からウロコが落ちる▲
計算機であるAIは、ものごとの「意味」を理解できない。だから「文章の読解」が苦手だ。人間にしかできないことはまだまだある。なのに、今の中高生はその能力が低いという▲
AI時代が到来してもAIでは代行できない人材が育成されていない、と新井さんは心配する。
▲近年、この時期にちょっと困った代行業も注目されている。夏休みの宿題である。自由研究、絵日記、読書感想文、作文……。インターネットで広く知られるようになった。
宿題を出した学校の先生たちはどう思うのか。それはともかく、当の子供たちがどう感じているのか、気になる▲その受験も、主役が取って代わる時が来るかもしれない。
代行ではなく、自分にしかできないこととは何だろう。そんな夏休みの自由研究に自力で挑戦してみてはどうか。
声優はもちろんのこと、読解力を磨くことが、これからのAI時代にはますます重要になるのかもしれませんね。
読解力の磨き方は、このブログでもいろいろ解説しています。検索窓から「読解」「読み解き」(キーワードを変えると検索結果も変わるよ)などで記事検索してみてね。
Voice actor laboratory 声優演技研究所