成長するために
甲子園大会を見ていて感じました。
春から夏にかけて、球児は成長します。
その背景には、今の自分には何が足りなくて、成長するためにはどんな練習が必要か、という敗戦から学ぶ「分析」があったのだと思います。
もちろん負けたからって怒るのは問題外です。
負けから分析する
20年以上前の高校野球には「負けたら怒られる」というイメージがありました。最悪ですね。
それとは反対に「負けて満足」というイメージもありました。「人生に負けはつきもの、これで子供たちもいい勉強になっただろう」みたいな。
「人生に負けはつきもの」
「人生に負けはつきもの」それはたしかに、その通りだと思います。
しかし今後の人生に役立てるなら、満足しておしまいにするのではなく、負けから分析する方法を教えるのが本当の教育ではないでしょうか。
そもそも日本人は、失敗から学ぶことを苦手にしているように思えます。大人たちの社会を見ていると、特にそう思います。
大企業の不祥事の記者会見を見ていても、「不祥事が見つからないように、とにかく隠せ。バレたら取りあえず謝(あやま)っとけ」みたいな【ズルさ】を感じてしまいます。
その誤魔化(ごまか)そうとする心理の根底には「失敗したら責められる、怒られる」という怖さがあるんじゃないでしょうか。
その点、高校野球はいい方向に変わろうとしているように思えます。
だからこそ声優演技研究所では、いいものはどんどん見習って「失敗しても怒るのではなく、どうすればうまくいくのか考えて工夫する」レッスンを心がけています。
世の中のいろんなことを見て、聞いて、学びながら、演技や自分の成長につなげていきましょう。
高校野球の良さは、春から夏のわずかな期間で大きく成長する球児から「よし、自分も!」と勇気づけられるところですね。
学ぶの語源って、諸説あるんですけど「まねぶ」って言葉なんです。マネをすることに上達の秘訣があるのかもしれませんね。
今日はいつもほど暑さを感じないな。そう思って本日の東京の最高気温を調べてみたら
30.2度…。
これまでの暑さが異常だったんじゃよ。最近の夏は尋常(じんじょう)ではない。
そんななか集まってくれてありがとうございます。今日も楽しいレッスンが出来ました。それでは、またね。
Voice actor laboratory 声優演技研究所