豪球投手
常総学院、菊地竜雅(りゅうが)投手の投球フォーム写真を見て、ニューヨーク・ヤンキース往年の名投手、リッチ・ゴセージ(愛称:グース)を思い出しました。
ゴセージは150キロを超える速球が武器のクローザーです。
全盛期のヤンキース時代には、100パーセント真っすぐしか投げず、相手のバッターも「ゴセージは真っすぐしか投げてこない」とわかっていながら打てなかったという、とんでもないピッチャーでした。米国野球殿堂入りしています。
そんなゴセージも年齢を重ねるにつれ少しずつ投球に変化球(スライダー)が混ざるようになりました。
そんなとき相手のバッターから、「ゴセージは真っすぐ以外の球を投げてはいけない」とクレームがついたと、大リーグ中継の解説者がコメントしていたことを記憶しています。
「喪章」
ユニフォームの左袖にある黒いラインは、チームにゆかりのある関係者が死去した年につける喪章です。
ゴセージがヤンキースに在籍していた当時、左袖に喪章がつけられたのは、チームのキャプテン、サーマン・マンソンが飛行機事故で死去した79年のシーズンでした。(翌年の80年もつけていたかも知れません)
このころのゴセージは全盛期真っただ中で、ほんとに真っすぐしか投げていませんでした。
常総学院の菊地竜雅投手も152キロの速球を武器にする本格派です。この日の試合では、ゴセージ氏と同じようにクローザーとして登板したそうです。
高校最後の夏、がんばってください。
豪速球投手と強打者の「力と力の勝負」まるで漫画の世界だね