第9地区
南アフリカ共和国のヨハネスブルク上空に突如宇宙船が出現しました。
船内に侵入した調査隊が発見したのは、宇宙船の故障により難民となった大量のエイリアンでした。
乗船していたエイリアンたちは「第9地区」に隔離され、国家による管理・監視を受けながら生活することになります。
しかし文化や外見の違いから人間達のエイリアンへの反発や差別は強まり、やがて彼らの外見から「エビ」という蔑称が定着するようになります。
この映画の主人公は、国家の職員です。エイリアンを管理・監視するMNUという機関の一員です。
あるとき、エイリアンの住居で見つけた謎の液体を不注意により浴びてしまった主人公は、液体の影響で突然変異を起こし、徐々にエイリアンの身体に変化していきます。
それを知ったMNUは主人公を捕え、表向きには死亡と発表し、主人公に生体実験を行うことにするのです。
「あの人は死にました」と発表したあとの生体実験となると、どんなことをされるかだいたい想像できますね。
主人公は隙を突いてMNUを脱走し、第9地区に逃げ込む・・・というのが映画前半のストーリーです。
その人の立場に自分がなったら?
役を演じる基本は、「もしもその人の立場に自分がなったとしたら」と考えることにあります。
そして「第9地区」のように、物語が進行するにつれて、自分がまったく正反対の立ち位置に置かれてしまう作品は、これからもたくさん作られていくことでしょう。
「相手の立場で物事を考える」大切ですね。