憂国
世の中いろいろあるけれど、だからこそ、のん気で平和でお気楽に生きたいなぁ… というブログです。みんな仲良くしたいです。
自分は世界の中心だ。
自分は、これをやるために生まれて来たんだ!
それに気がついた時は、気持ちいいですよね。
わたしの発言に対する、ある人の意見なんですけど、
このとき、わたしは、2年くらい前に聞いた「久米宏 ラジオなんですけど」を思い出してました。
日本がなんでこんなにダメになったかっていうと
ゴマすりが上手な人ばっかりが出世する世の中になっちゃったからなんですよ。
最初に企業を立ち上げた日本の創業者は、みんな優秀な人たちだったんです。
ところが、その優秀な創業者の人たちの周りに集まってきたのは、「ゴマすり」の能力だけに長(た)けた人 たちでした。
ゴマすりが上手な人たちは、自分のライバルになるであろう社員を、上司にチクったりして、出世コースからはじき出すなどして、次期社長に上り詰めました。
だけどその「2代目社長」たちは、ゴマすり以外、なんの能力も持っていなかった から、
日本はダメになっちゃったんです・・・。
ここで冒頭の人物のコメントに戻るんだけど
この人物は、わたしの発言に「そうですよね」と同意するのではなく
「あんた、ちょっとヘンなんじゃない?」と、やんわりと否定してくれてるんです。
真っ向から、頭ごなしに否定されたら、こっちだってカチンときますからね。
ブレーキの利かせ方がメッチャ巧いです。
「こいつ、すげえな」と感じた出来事でした。
ところで・・・
メッチャおもしろかったです。
今年読んだ本でNo.1です。
本当の右翼は、左翼と、基(もと)は一緒だということがよくわかる本です。
お互いに、分かりあうことが出来る、という本です。
方法が違うだけなんです。
文句なしにおすすめします。
右も左も関係なく、「憂国」は読んだ方がいいよ。
小説のタイトルは忘れちゃったんですが・・・
「三島由紀夫の小説のほうが、自分の小説より上です」と発言した作品がありました。
本当でした。
三島由紀夫の「憂国」は、川端康成の小説より、ずっと上でした。
びっくりしました。
ただ、「好きかキライか」で言ったら、川端康成のほうが、自分は好きです。
とんでもない師弟です。
すごすぎます。
「憂国」読み解きのヒント
いまいち「憂国」がよくわからない・・・という方は
226事件が、なんで起きたのか?
その時代背景——特に農村の実情——を調べてみると、主人公たちの気持ちが分かってきますよ。
「憂国」には、左翼の人は出てきません。
2つの、右翼の勢力の闘い、が描かれています。
つまり、本当の保守と、そうではない〝別の右翼〟の闘い です。
右翼は2種類あるよ、というのが「憂国」に書かれている内容です。
それでは、また。