いまこそ「セチュアンの善人」がいい
セチュアンの善人とは
この物語「セチュアンの善人」の主人公、シェン・テは、善人として生きることを神様に誓います。
しかし、いいことをしようとすればするほど、シェン・テは不幸のどん底に落ちて行ってしまうのです。
そこでシェン・テは、逆に悪いことを始めるんですが、そうすると、とてもいい暮らしができるようになるんです。
物語のクライマックスで、シェン・テは、神様に訴えます。
「神様、この世界は、まちがっています。どうして悪意が称賛され、善人には重い罪が与えられるのでしょう」
シェン・テに、そういわれた神様は、うろたえ、シェン・テの前から逃げ出してしまうのでした。
そしてラストのセリフが秀逸です。
お客様、お腹立ちになりませんように。
わたしらにもわかっちゃいるんです、こいつがまっとうな結末じゃないってことは。
どうしたら解決できましょうかね?
どうか、みなさん、ご自分で結末を探してみて下さい!
きっといい結末があると思います、あるはずなんです、きっと!きっと!きっと!
コロナ禍で荒(すさ)んでいる今だからこそ、みんなでいい結末を見つけたいと思います。
「セチュアンの善人」を、もうちょっと詳しく無料です。