反物質とヤマトとテレサ
反物質は確かに実在する。
原子爆弾は、恐るべき威力でありながら、効率が約1パーセントにすぎない。
使用するウランのほんの一部しかエネルギーに変換されないのだ。
一方、反物質爆弾ができたら、質量の100パーセントがエネルギーに変わるので、核爆弾よりはるかに効率がよくなる。
反物質爆弾は今も存在しないが、物理学者は、強力な粒子加速器を使って微量の反物質をつくることには成功している。
原理上、反人間、反地球、反宇宙までも、理論的にはあるうるのである。
反物質の取り扱いは、大変な問題となる。
少しでも物質と接触すれば爆発を起こすからだ。
反物質を通常の容器に入れるのは自殺行為だろう。
反物質が容器の壁に触れると爆発してしまうのだ。
引用
サイエンス・インポッシブル NHK出版
反物質で思い出すのは「さらば宇宙戦艦ヤマト」(1978)に登場する、反物質世界の人間テレサです。テレサも爆発しましたね。
反物質は、SF世界の架空な物質じゃなかったんですね。すごいです。