演技は自分で考えろってホント?
あたりまえをうたがえ
「自分で発見したことは忘れない。だから演技は自分で考えろ」といわれますが…ホントでしょうか
漫画家さんや漫才師が「アイデアやネタは思いついたらすぐにメモしないと忘れちゃう」とコメントしてるのをよく聞きますね。
つまり、自分で発見したアイデアでも忘れちゃうんですよ。
となると、本を読んで発見するのも、誰かに教えてもらってハッと気がつくのも、基本的に同じですね。
記憶が定着するかどうかの境界線は、ひどく曖昧(あいまい)だと思います。強い「印象、ショック、衝撃」のあった出来事は忘れない、と言いますが…
ショックのあまり、その部分の記憶がスッポリ抜け落ちたり、ひどい場合は記憶喪失になってしまう人物を描いた作品はたくさんあります。
じゃあ忘れないためにはどうすればいいんでしょう?
繰り返し練習することが記憶を定着させるのにいい、といわれてます。
それともうひとつ
体験や行動をすること
入学式、遠足、卒業式など、実際に体験した思い出は、たった一回だけの経験でもなかなか忘れませんよね。
考えてるだけじゃなく、実際に「行動、体験、経験」することが、忘れないためには大切だと思うよ。
Voice actor laboratory 声優演技研究所
P.S.
講師におしえてもらうのも、自分で考えるのも同じなら、どんどん質問しちゃおう。
ワークショップの講師が教えないのは、「他人に頼らず、自分で演技を見つける習慣を生徒に身につけさせる」ためなの。ちゃんと理由があるのよ、わかってないなあ。
他人に頼るのがダメなら、そもそもワークショップに通うこともおかしいでしょ?だから教えてもらった方がいいと思うよ。
あたりまえをうたがえ。