読解力UPいくつかの方法
壁にぶつかったら
壁を乗り越える方法は1つじゃありません。
今回はそういったお話です。
読解力をUPするには、文学作品を読むと効果がある。【2020/02/15のブログ←<文字列をクリック>で詳しく紹介しています】
だけど難しくて内容がよく分からない…。
おおまかにストーリーの流れを把握しておきましょう。だいたいの「あらすじ」を知っておくと内容が理解しやすくなります。
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主人公は誰で、なにをしようとしているのか。【戯曲ではとくに!】
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「ロミオとジュリエット」なら一目瞭然ですが「ヴェニスの商人」は誰が主人公かタイトルからはわかりません。
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登場人物が複数いた場合、主人公の名前がわかるかどうかは、意外に大きな要素です。 【主人公がひとりじゃない『群集劇』というものもあります】
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主人公の仲間は誰なのか。途中で裏切るのか、最後まで協力関係なのか。
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主人公と対立するもの(ライバル・悪役)は誰なのか。途中で仲間になったり、最後まで意見は違うままなのか。
- 物語の時代背景もしっておく。「誰がために鐘は鳴る」の舞台となったスペイン内戦とは何なのか、など。
あらかじめこういうことを知っておくと、理解度はかなり変わりますよ。
そのためにはどうする?
コツは「いきなり難しいものにチャレンジしない」こと。
かんたんなものから「難しく」が基本。
レ・ミゼラブルの場合
「ああ無常」「コゼット物語」など子供向けの「レ・ミゼラブル」を読んで、内容を把握してから大人向けの原作を読む。
また、マンガ化されている文学作品もけっこうありますから、それを読んでから原作を読むといいでしょう。
他の方法は?
そして、子ども向けに書かれたものや、マンガ化されたものが見つからなかった場合に役立つのが、
世界文学あらすじ大事典
欧米でロングセラーの決定版事典から世界文学の名作1001編を精選。図書館や研究者、読書人の幅広い要求に応える独自編集になっている。小説のみにとどまらず、戯曲から叙事詩、回想録まで古今東西の作品を収録。
世界文学あらすじ大辞典 国書刊行会
とにかく、デカくて、ぶ厚(あつ)くて、どっしり重たい本です。だからこそ中身はぎっしりです。値段も張りますが、図書館にありますよ。おすすめします。
もちろんネットを駆使して情報を集めるのはいい方法だと思います。ただ、今の時代、誰もがいちばん最初にやるのがその方法です。
それで内容が分かれば何の問題もありません。それでOKだと思います。
だけど、ネットの情報だけでは内容が分からなかった場合はどうするのかあきらめるしかないのか
そんなことはありません。
壁にぶつかっても乗り越える方法はたくさんあるんだよ。
「方法はいくつもある」それを知っていれば途方に暮れる確率はぐっと減ります。みなさまの幸せを心より祈っております。